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窓リノベ2026×給湯省エネ2026は併用できる?秋の同時リフォーム術

窓の断熱改修と高効率給湯器をまとめて検討する秋のリフォーム
先進的窓リノベ2026と給湯省エネ2026は、同じ住宅でも補助対象が重複しなければ併用できます。秋に窓の寒さ対策と給湯器交換をまとめて考えるなら、冬が来る前に現地調査と対象製品の確認を進めておくことが大切です。
2026年9月1日時点では、先進的窓リノベ2026の補助金申請額は予算に対して20%、給湯省エネ2026は40%です。ただし、どちらも予算上限に達すると予定期限より前に受付が終了するため、「まだ余裕がありそう」と先送りするより、秋のうちに工事範囲を整理しておくと安心です。
この記事の要点
- 先進的窓リノベ2026と給湯省エネ2026は、窓と高効率給湯器のように補助対象が重複しなければ同じ住宅で併用できます。
- 2026年9月1日時点の申請額割合は窓20%・給湯40%。交付申請の予約は遅くとも11月16日、交付申請は遅くとも12月31日までです。
- ただし同じ設備への国費の二重申請はできず、対象製品・登録事業者・工事時期など各制度の要件を満たす必要があります。
窓リノベ2026と給湯省エネ2026は併用できる
先進的窓リノベ2026と給湯省エネ2026は、住宅省エネ2026キャンペーンを構成する別々の補助事業です。リフォームでは、それぞれの制度で補助する対象が重ならなければ併用できます。
たとえば、リビングや寝室の窓を先進的窓リノベ2026で断熱改修し、同じ住宅の古い給湯器を給湯省エネ2026の対象となる高効率給湯器へ交換する、といった組み合わせが考えられます。
併用できるのは補助対象が重複しない場合
制度を併用するときに大切なのは、「同じ家かどうか」ではなく「同じ補助対象に二重で補助を受けていないか」を見ることです。
窓と給湯器は別の設備なので、先進的窓リノベ2026で窓を、給湯省エネ2026で対象給湯器を申請する形であれば、両制度を組み合わせられる可能性があります。
| 工事内容 | 主に検討する制度 | 併用時の考え方 |
|---|---|---|
| 内窓・ガラス・外窓の断熱改修 | 先進的窓リノベ2026 | 窓の補助対象分として申請 |
| 対象となるエコキュート等への交換 | 給湯省エネ2026 | 高効率給湯器の補助対象分として申請 |
| 窓+対象給湯器 | 2制度を組み合わせて検討 | 補助対象が重複しなければ併用可能 |
同じ設備への二重申請はできない
一方で、国の補助制度を利用する際、同一の窓や同一の高効率給湯器について重複して補助を受けることはできません。
「使える制度が複数あるなら両方から補助をもらえるのでは」と考えやすいところですが、補助金は単純な足し算ではありません。対象となる工事・設備を制度ごとに切り分け、重複がない状態で申請する必要があります。
※国の制度以外に自治体独自の補助制度を検討する場合も、国費が充当されているかなど併用条件を個別に確認してください。
9月1日時点の予算状況と秋に動くメリット
窓20%・給湯40%、予算上限で早期終了
2026年9月1日午前0時時点で、公式サイトが公表している予算に対する補助金申請額の割合は、先進的窓リノベ2026が20%、給湯省エネ2026が40%です。
※2026年9月1日午前0時時点。出典:先進的窓リノベ2026公式サイト/給湯省エネ2026公式サイト
どちらも予算上限に達した時点で受付終了となります。交付申請の予約は遅くとも2026年11月16日、交付申請は遅くとも2026年12月31日までとされていますが、これは「その日まで必ず利用できる」という意味ではありません。
また、申請手続きは住宅所有者が直接行うのではなく、住宅省エネ支援事業者として登録された工事施工者等が行います。補助金を利用したい場合は、見積もりを取る段階で「対象製品か」「申請に対応できる事業者か」「必要書類や写真は何か」を確認しておきましょう。
制度の最新状況は、先進的窓リノベ2026公式サイトと給湯省エネ2026公式サイトで公開されています。
冬前の悩みを一度に整理しやすい
9月から秋にかけては、真冬ほど「窓際が寒い」「お湯が出ない」といった不便が表面化していないため、落ち着いてリフォームを考えやすい時期です。
特に築年数が経った戸建てでは、冬になると窓からの冷気や結露が気になったり、長く使っている給湯器の故障が心配になったりします。寒さが本格化してから急いで交換するより、秋の段階で窓と給湯設備の状態をまとめて点検し、優先順位を決めておくと選択肢を比較しやすくなります。
2026年春のリフォームと補助金活用の記事でも制度活用の考え方をご紹介していますが、秋は冬の寒さや給湯器の故障リスクを意識しながら、より具体的に工事範囲を決めるタイミングです。
2つの制度の対象と補助内容を比較
先進的窓リノベ2026の対象工事
先進的窓リノベ2026では、一定の性能要件を満たす対象製品を使った既存住宅の断熱窓改修が対象です。主な工事は次のとおりです。
- ガラス交換
- 内窓設置
- 外窓交換(カバー工法)
- 外窓交換(はつり工法)
- 窓工事と同一契約で同時に行う一定のドア交換
補助額は建物の建て方、製品の性能、窓のサイズ、工法などによって変わり、1戸あたりの補助上限は100万円です。また、1回の交付申請で先進的窓リノベ2026として申請する補助額は5万円以上である必要があります。
窓を1か所だけ交換しても必ず5万円以上になるとは限らないため、「リビングだけ」「寝室だけ」と工事範囲を決める前に補助額を試算することが重要です。窓の工法や選び方は窓リノベ2026を活かす窓リフォームの進め方も参考にしてください。

冬の寒さが来る前に、窓の状態を現地確認
給湯省エネ2026の対象機器
給湯省エネ2026では、一定の性能要件を満たし、事務局に登録された高効率給湯器が補助対象です。主な対象機器と基本額は次のとおりです。
| 対象機器 | 基本額 | 性能加算 |
|---|---|---|
| ヒートポンプ給湯機(エコキュート) | 7万円/台 | 加算要件を満たす場合3万円/台 |
| ハイブリッド給湯機 | 10万円/台 | 加算要件を満たす場合2万円/台 |
| 家庭用燃料電池(エネファーム) | 17万円/台 | 性能加算なし |
対象となるのは「エコキュートなら何でもよい」というわけではありません。メーカー・型番ごとに性能要件を満たした登録製品であることを確認する必要があります。
また、高効率給湯器の設置に合わせて一定の電気蓄熱暖房機や電気温水器を撤去する場合、条件を満たせば撤去加算の対象となることがあります。撤去加算には別枠の予算があり、2026年9月1日時点の申請額割合は20%です。

給湯器は型番・設置スペース・既存設備を確認
同時利用するときに見るべき違い
2つの制度は同じ住宅省エネ2026キャンペーンの中にありますが、対象・補助額の決まり方・最低補助額などは異なります。
| 比較項目 | 先進的窓リノベ2026 | 給湯省エネ2026 |
|---|---|---|
| 主な対象 | 断熱性能を高める窓・一定のドア | 登録された高効率給湯器 |
| 補助額の決まり方 | 性能・サイズ・工法等で算定 | 給湯器の種類ごとの定額+一定の加算 |
| 最低補助額 | 5万円 | 制度上の最低補助額の要件なし |
| 申請者 | 登録された工事施工者等 | 登録された工事施工者等 |
| 予算上限到達時 | 受付終了 | 受付終了 |
つまり、同時リフォームを考えるときは「補助金がいくらになるか」だけでなく、窓側と給湯器側をそれぞれ別に対象確認し、最後に全体予算としてまとめると整理しやすくなります。
窓+給湯器を同時リフォームする組み合わせ例
内窓+エコキュート
冬の窓際の冷えや結露が気になり、現在の給湯器も長期間使用している家庭では、内窓設置とエコキュート交換を一緒に検討する方法があります。
内窓は既存窓の内側に新しい窓を設置する方法で、既存窓を残したまま断熱性を高められるのが特徴です。一方、エコキュートは給湯省エネ2026の対象製品であれば定額補助の対象になります。
ただし、内窓は窓ごとの性能・サイズによって補助額が異なり、先進的窓リノベ2026では申請額5万円以上の条件があります。給湯器についても、家族人数だけではなく設置スペース、現在の熱源、電気設備、配管などを確認して選びます。
外窓交換+ハイブリッド給湯機
窓自体の傷みが大きい場合や、サッシを含めて性能を見直したい場合には外窓交換を検討できます。給湯設備では、住宅の使い方や現在のエネルギー環境によってハイブリッド給湯機が候補になる場合があります。
ただし、窓も給湯器も「補助対象だから」という理由だけで選ぶものではありません。窓は開閉しやすさや日射、結露、家具配置なども確認し、給湯器は初期費用、ランニングコスト、設置条件、家族のお湯の使い方まで含めて比較しましょう。
玄関ドアも一緒に直したい場合
玄関の冷気が気になり、窓と一緒に断熱性の高いドアへ交換したい方もいるでしょう。先進的窓リノベ2026では、一定のドア交換が補助対象になる場合がありますが、ドア交換だけでは申請できず、対象となる窓工事と同一契約で同時に申請することなどの条件があります。
窓、玄関ドア、給湯器まで検討範囲が広がるほど制度の振り分けも複雑になります。「この設備はどの制度を使うか」を契約前に整理しておくことが大切です。
秋から始めるならこの順番で進める
補助制度を使ったリフォームは、商品を先に購入するのではなく、対象要件と申請の流れを確認しながら進めることが重要です。
1.窓と給湯器をまとめて現地確認
最初に、現在の住まいでどこに困っているのかを整理します。
- 朝、リビングの窓際が特に寒い
- 寝室の結露が多い
- 浴室や洗面室で寒さを感じる
- 給湯器の使用年数が長く、冬の故障が心配
- 家族が増えてお湯の使用量が変わった
窓はサイズ、種類、設置場所を確認し、給湯器は既存機器の型番、設置状況、配管、電気・ガスの条件などを確認します。複数の工事を考えている場合は、別々に相談するよりも、最初から「窓と給湯器の両方を検討している」と伝えると全体計画を整理しやすくなります。
2.対象製品と概算補助額を確認
次に、それぞれの制度で対象となる製品かを確認し、概算補助額を計算します。
窓では「何か所改修するか」「どの性能・サイズか」によって金額が変わります。給湯器では、エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファームのどれを選ぶか、性能加算の条件を満たすかなどで補助額が変わります。
この段階で、補助金を差し引いた後の費用だけでなく、工事総額そのものも確認しましょう。補助額を増やすことを目的に不要な工事を増やしてしまっては、本来のリフォーム目的から外れてしまいます。
3.契約・工事・申請の順番を確認
補助制度では、工事請負契約、工事着手、工事完了、申請という各段階に条件があります。先進的窓リノベ2026、給湯省エネ2026ともに、登録された事業者を通じて手続きを進めます。
交付申請の予約は工事着手以降、交付申請は工事完了・引渡し後に行うのが一般的な流れです。工事施工者等が申請して補助金の交付を受け、その後、工事代金への充当または現金還元など所定の方法で発注者へ還元されます。
特に注意したいのは、契約前に対象工事を始めないことです。制度ごとに対象期間や必要書類があるため、契約や着工を急ぐ前に申請を担当する事業者へ確認してください。

補助対象・工事範囲・予算をまとめて整理
よくある失敗と対策3つ
失敗1:補助金額だけで商品を決める
補助額が大きい製品を見ると、「一番補助金が多いものを選んだほうがお得」と考えたくなります。しかし、窓も給湯器も住宅条件や家族の暮らし方との相性が重要です。
対策は、補助金を使わなかった場合でも必要な工事かどうかを最初に考えること。窓なら寒さ・結露・西日の強さ・騒音など、給湯器なら家族人数・お湯の使用量・現在の熱源・設置スペースなどから優先順位を決めましょう。
失敗2:同じ工事を二重申請できると思う
住宅省エネ2026キャンペーンには複数の補助事業があるため、同じ設備を複数制度へ申請できるように見える場合があります。しかし、同一の補助対象に対して国の補助を重複して受けることはできません。
対策は、見積書の段階で「どの設備をどの制度で申請する予定か」を工事施工者と共有すること。今回のように窓と給湯器を組み合わせる場合も、窓は窓、給湯器は給湯器として対象範囲を明確にします。
失敗3:確認前に工事を進めてしまう
給湯器が故障しそうだったり、冬までに工事を終えたかったりすると、すぐに商品を注文して工事を進めたくなるものです。ただし、補助制度では登録事業者、対象製品、契約・着工時期、必要書類などの条件があります。
対策は、工事の正式発注前に対象可否と申請方法を確認すること。特に給湯省エネ2026では、施主が対象機器を自分で購入して取付だけを依頼する、いわゆる施主支給・材工分離の工事は対象外とされています。
秋のリフォーム相談で確認したいこと
窓は寒さを感じる場所から優先する
窓をすべて一度に交換する必要があるとは限りません。予算が限られる場合は、家族が長く過ごすリビング、睡眠環境に関わる寝室、冷えやすい脱衣室など、困りごとの大きな場所から検討できます。
ただし、先進的窓リノベ2026では申請する補助額が5万円以上である必要があります。「1か所だけ直したい」という場合も、その窓の性能やサイズによる補助額を確認したうえで判断しましょう。
給湯器は故障前に交換時期を考える
冬はお湯を使う機会が増えるため、給湯器が突然使えなくなると日常生活への影響が大きくなります。異音、エラー表示、お湯の温度が安定しないなど気になる症状がある場合は、補助制度の有無にかかわらず早めの点検を検討してください。
補助金を利用する場合は、現在使っている給湯器の写真や型番が分かる情報を用意しておくと、相談がスムーズです。
補助金ではなく総額と暮らしやすさで判断する
窓と給湯器を同時にリフォームすると工事費は大きくなりやすい一方、現地調査や予算を一度に整理でき、冬の住環境をまとめて見直せます。
大切なのは、補助金を最大化することではなく、「今困っていること」「数年以内に交換が必要なもの」「今回まとめると効率がよいもの」を分けて考えることです。
アップルホームでは、窓・玄関ドアや給湯設備を含む住まいのリフォームを取り扱っています。対応メニューはリフォーム・リノベーションのご案内からご確認いただけます。
よくある質問
- Q1. 窓リノベ2026と給湯省エネ2026は同じ家で併用できますか?
- はい。住宅省エネ2026キャンペーン内では、補助対象が重複しなければ併用できます。たとえば窓を先進的窓リノベ2026、対象となる高効率給湯器を給湯省エネ2026で申請する組み合わせが考えられます。
- Q2. 補助金は自分で申請できますか?
- できません。住宅省エネ2026キャンペーンのリフォームに関する交付申請は、住宅省エネ支援事業者として登録された工事施工者等が行います。契約前に、利用したい制度の申請に対応できるか確認しましょう。
- Q3. 窓を1か所だけ直しても窓リノベ2026を使えますか?
- 補助額次第です。先進的窓リノベ2026は、1回の交付申請における補助額が5万円以上であることが条件です。1か所で条件を満たすとは限らないため、性能・サイズ・工法をもとに事前試算が必要です。
- Q4. どの給湯器が給湯省エネ2026の対象ですか?
- 一定の性能要件を満たして事務局に登録されたエコキュート、ハイブリッド給湯機、エネファームなどが対象です。種類だけで判断せず、検討しているメーカー・型番が登録製品か確認してください。
- Q5. 9月から相談しても補助金に間に合いますか?
- 2026年9月1日時点では両制度とも受付中です。ただし、予約は遅くとも11月16日、交付申請は遅くとも12月31日までで、予算上限に達すると前倒しで終了します。現地調査や商品選定を考え、早めの相談がおすすめです。
関連リンク・リフォーム相談
秋は、冬本番になる前に「窓の寒さ」と「給湯器の交換時期」を落ち着いて確認できる季節です。補助金ありきで工事を決めるのではなく、現在の住まいで困っていることを整理し、対象製品・補助額・工事総額・スケジュールを一緒に確認すると判断しやすくなります。
窓の断熱改修や給湯器交換を検討している方は、現在の設備の写真や給湯器の型番、寒さが気になる部屋などを整理しておくと相談がスムーズです。
補助対象の可否や補助額は、住宅・製品・工事内容・申請時点の予算状況などによって異なります。契約・工事前に最新の公式情報と申請条件をご確認ください。
