2026.01.27
注文住宅で家事効率アップ|家事ストレスを減らす動線・収納の整え方

家事がラクになるのは、動線と収納が整った家。
毎日の家事は、同じ作業の繰り返しのようでいて、実は「小さな判断」と「移動」の連続です。洗濯物を取り込みながら子どもの支度を見て、夕食の準備をしつつ片付けも進める——この積み重ねが、気づかないうちにストレスになりやすいポイントです。
そこで注目したいのが、注文住宅の家事効率です。家事効率は、家事のスピードだけではなく、「疲れにくさ」「散らかりにくさ」「家族が参加しやすい仕組み」まで含めて考えると、暮らしの満足度が上がりやすくなります。
この記事では、「家事のストレス」を減らす家づくりをテーマに、動線・収納・設備の整え方を、はじめて家づくりを考える方にも分かりやすく整理します。今の住まいで感じている“もやもや”を言語化しながら、次の住まいのヒントにしてみてください。
結論:家事のストレスは、間取りの「移動距離」・「工程数」・「戻しやすさ」で大きく変わります。
この記事で押さえる3つ
- 動線:キッチン・洗面・ランドリーをつなげて、行ったり来たりを減らす
- 収納:「使う場所の近く」に定位置をつくり、片付けを途中で止めない
- 洗濯:洗う→干す→たたむ→しまうを分断しない(“最後”が残りにくい)
家事効率の考え方:時間短縮だけでなく、家族が同時に動いても渋滞しにくい「仕組み」をつくると、無理なく続きやすくなります。
家事ストレスが増えやすい「3つの原因」
家事の負担が重く感じるときは、「やることが多い」だけが原因ではないことも多いです。間取りや収納が合っていないことで、同じ家事でも体感の疲れが増えるケースがあります。
移動が長く、途中で用事が増える
例えば、洗濯を「洗う→干す→取り込む→しまう」に分けて考えると、移動が長い家ほど、途中で“別の用事”が割り込みやすくなります。結果として、やりかけが増え、家事が終わらない感覚になりがちです。
置き場所が決まらず、片付けが後回しになる
収納量が足りないよりも、「どこに何を置くかが決まっていない」ことが、片付けのストレスにつながることがあります。特に、家族全員が使う物(学用品・上着・ストック品など)は、定位置が曖昧だと散らかりやすいです。
同時進行が多いのに、スペースがぶつかる
朝の支度や夕方の帰宅後は、キッチン・洗面・玄関まわりが混みやすい時間帯です。動線が交差しやすいと、気持ちの余裕が削られ、家事の疲れが増えやすくなります。
つまり、家事ストレスを減らす鍵は、家事そのものを“頑張る”よりも、頑張らなくても回る形をつくることです。
注文住宅で家事効率を上げやすい理由
建売住宅や賃貸でも工夫はできますが、注文住宅は「暮らし方に合わせて設計できる」ことが大きな強みです。家事効率の良し悪しは、実は好みよりも“生活パターンとの相性”で決まりやすいからです。
例えば、共働きで夜に洗濯するご家庭と、日中に家事を進めやすいご家庭では、最適な間取りが変わります。注文住宅なら、次のようなポイントを前提から整えられます。
- 家事の中心(キッチン/洗面/ランドリー)の配置とつながり
- 収納の量よりも「使う場所の近くにあるか」という配置
- 家族が自然に手伝える動き(“通り道で完了する”仕組み)
- 将来の変化(子どもの成長、在宅ワーク、親のサポート)に対する余白
この「暮らしの相性」を先に整えると、家事の負担が減るだけでなく、家の中の空気が整う感覚が出やすくなります。
家事効率を左右する「動線」設計の基本
家事効率を考えるとき、まず整えたいのは動線です。動線は「短ければ良い」というより、迷わず、ぶつからず、途中で完了できることが大切です。
「家事動線」は3つに分けて考えると整理しやすい
はじめての家づくりでは、動線を一度に考えるのが難しいため、役割で分けると整理しやすくなります。
- 料理動線:冷蔵庫→作業台→加熱→盛り付け→配膳→片付け
- 洗濯動線:脱ぐ→洗う→干す(乾かす)→たたむ→しまう
- 掃除・片付け動線:出しやすい収納→使う→戻す(家族全員が実行できるか)
この3つを同じ場所に詰め込むのではなく、「つながり」と「混み合い」を調整すると、日常がスムーズになります。

移動が短いだけで、料理と片付けが続けやすくなります。
回遊動線は便利だが「目的」を決めると失敗しにくい
回遊動線(ぐるっと回れる間取り)は、家事効率アップの定番です。ただし、回れるだけでは効果が薄く、「何の家事を回しやすくするのか」を決めておくと、納得感が高まります。
例えば、キッチンとパントリーをつなげる回遊は、買い物後の収納や料理の下準備がスムーズになります。一方で、回遊のために通路が増えすぎると、居室が狭く感じたり収納量が減ったりすることもあります。便利さは、通路の増加とトレードオフになることがあるため、優先順位を付けて考えるのがおすすめです。
洗濯がラクになる間取り:干す・しまうを「一筆書き」に
家事の中でも、洗濯は工程が多く、ストレスが溜まりやすい家事です。だからこそ、間取りで効果が出やすい分野でもあります。ポイントは、洗濯を「作業の流れ」で見て、戻り動作を減らすことです。
よくあるストレスは「干す場所が遠い」「しまう場所が散らばる」
洗面脱衣室で洗って、2階のベランダで干して、各部屋にしまう。これが家事ストレスになるのは、移動距離が長いだけでなく、家族ごとに収納先が分かれているため、片付けが“最後に残る”からです。
おすすめは「洗う→干す(乾かす)→しまう」を近づける考え方
例えば、洗面・ランドリー・ファミリークロークを近くにまとめると、洗濯の工程が短くなりやすいです。外干し中心なら、ランドリーから物干しスペースへのアクセスを短くし、雨の日でも代替できる室内干しの場所を決めておくと安心です。

干す場所とたたむ場所が近いと、洗濯の“最後”が残りにくくなります。
ランドリールームを設けるかどうかは、家の広さや家族構成で変わります。必須ではありませんが、「夜に洗う」「花粉や天候の影響を避けたい」ご家庭では、乾かす手段を複線化しておくと、気持ちの余裕が生まれやすいです。
キッチンのストレスは「収納」と「見え方」で減らせる
料理のしやすさは、設備のグレードだけで決まるわけではありません。家事効率を上げるためには、使う物が多いキッチンほど「収納」「動き」「見え方」を整えることが効きやすいです。
片付くキッチンは「しまう場所」が先に決まっている
食器、調理道具、ストック品、ゴミ箱、家電。キッチンには物が集まります。ここで大切なのは、収納量を増やすよりも、使う場所の1歩以内に戻せることです。
例えば、調味料は加熱機器の近く、まな板や包丁は作業台の近く、ゴミ箱は作業台とシンクのどちらにも寄せやすい位置に置けると、動きがスムーズになります。

家電・ゴミ箱・ストックの定位置が決まると、散らかりにくさが変わります。
「見える場所」と「隠す場所」を分けると疲れにくい
家事が忙しい時期ほど、出しっぱなしが増えやすくなります。すべてを完璧に隠すのではなく、「見えてもいい場所」と「生活感を減らしたい場所」を分けて考えると、気持ちがラクになる方も多いです。
例えば、パントリーや家電収納(家電を置く場所)を確保して、作業台の上に物が増えにくい計画にすると、調理のスタートが早くなります。これは、家事効率の数字以上に、“取りかかりやすさ”に影響します。
片付けのストレスを減らす収納計画:量より「配置」
収納は多いほど安心に感じますが、家事効率の視点では「配置」がとても重要です。収納が多くても遠い場所に偏ると、片付けが後回しになりやすいからです。
家族が片付けられる収納は「通り道にある」
子どものランドセル、上着、習い事のバッグ、郵便物。これらが散らかるのは、片付けの意思がないというより、片付けるまでの動きが増えるからです。
玄関近くに土間収納やクローゼットを設け、帰宅→手洗い→荷物を置く、が一連で完了すると、散らかりにくくなります。ポイントは、家族それぞれの「置く場所」を決めることです。
ファミリークロークは「家族で使う前提」にすると強い
ファミリークロークは、家族の衣類をまとめて管理できるため、洗濯との相性が良い収納です。ただし、個室のクローゼットを小さくする場合は、季節の衣替えや通学用品の置き場まで想像しておくと安心です。

しまう場所が集約されると、洗濯の“戻す”が短くなります。
収納計画は、図面だけで決めるよりも、今の暮らしをベースにすると失敗しにくいです。次の章で、家事効率の整理に役立つ方法をご紹介します。
「家事ログ」で見える化すると、間取りの正解が見えやすい
家事の悩みは、漠然としているほど解決しにくい傾向があります。そこでおすすめなのが、1週間だけでも家事の動きをメモする家事ログです。難しい記録ではなく、「どこで」「何に」時間が取られるかを把握するのが目的です。
家事ログの例(ざっくりで十分です)
- 洗濯物を干す場所まで何回往復しているか
- 朝の支度で混む場所(洗面/玄関/キッチン)
- 片付かない“仮置き”の場所(ダイニング・階段・廊下など)
- 探し物が多い物(薬・文房具・書類・充電器など)
このログがあると、間取りの相談が具体的になります。「何となく家事が大変」から、「洗濯の戻しが長い」「帰宅動線で物が溜まる」のように課題が整理でき、必要な収納や動線の優先順位が付けやすくなります。
家事効率が上がる家は「家族が参加できる」仕組みがある
家事効率は、間取りだけでなく、家族の動きにも左右されます。特に子育て世帯では、親だけが頑張るよりも、家族が自然に参加できる仕組みがあると、ストレスが減りやすいです。
「できる・できない」を分けるより、やりやすさを整える
例えば、子どもが片付けないのは、性格の問題ではなく「片付けにくい」可能性があります。収納が高すぎる、動線の途中にない、ラベルが分からない。こうした要因を減らすと、自然に参加が増えることがあります。
家族全員の家事効率を上げるには、“やる気”ではなく“仕組み”で支える発想が役立ちます。
アップルホームの注文住宅で、家事効率の相談を進めるには
家事効率は、間取りの図面だけでなく、実際の動きや暮らし方まで含めて検討すると納得しやすくなります。ご家庭の生活パターン(共働き・子どもの年齢・在宅ワークの有無など)を整理しながら、動線と収納を組み立てていくのがおすすめです。
「家事ストレスを減らす家づくり」を、具体的なプランに落とし込みたい方は、まずは商品や考え方の全体像を確認してみてください。
よくある質問(Q&A)
- 間取りが固まっていなくても、家事効率の相談はできますか?
- はい、可能です。今の家で困っている家事(洗濯・片付け・料理など)を整理すると、必要な動線や収納の優先順位が見えやすくなります。図面がなくても、生活パターンから方向性をつくれます。
- ランドリールームは必須ですか?なくても家事効率は上げられますか?
- 必須ではありません。外干し中心でも「洗う→干す→しまう」を近づける工夫で効率は上げられます。必要性は、洗濯の時間帯・花粉や天候への配慮・家の広さなどで変わるため、暮らし方に合わせて検討するのが安心です。
- 収納は「多ければ多いほど良い」ですか?後悔しない考え方は?
- 量よりも配置が大切です。使う場所の近くに定位置があると、戻す動きが短くなり散らかりにくくなります。まずは「どこで何を使うか」を決め、その周辺に収納を置く考え方が失敗を減らしやすいです。
- 注文住宅の打合せで、家事動線はいつ決めるのがベストですか?
- 早めに方向性を決めておくと安心です。水まわりの配置や収納計画は、間取りの骨格に関わるためです。家事ログなどで課題を整理しておくと、打合せで迷いにくく、納得できるプランにつながりやすくなります。
関連リンク(施工事例/ブランド/モデルハウスなど)
家事効率の工夫は、実例を見るとイメージが具体的になります。気になるところからご覧ください。
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28坪に凝縮された、タイパを重視した家事動線の住まいをルームツアーでご覧いただけます。
- キッチン・洗面・ランドリー・収納がつながる「回遊動線」の考え方
- 干す→たたむ→しまうまでを短くする、洗濯動線の組み立て方
- 家電・ストック・衣類の“定位置”で、散らかりにくくする工夫
動画を見ながら「移動が多い工程」と「しまう場所」をチェックしておくと、打合せでの優先順位が決めやすくなります。
次の一歩:家事効率の間取りを体感する
図面で想像するだけでは判断が難しい部分も、実際の空間を歩くと「ここがラクになりそう」が見つかりやすいです。家事動線の違いを体感したい方は、モデルハウスや見学会から検討してみてください。
