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2026.01.13

コストを抑えておしゃれに建てる!平屋・1.5階の平屋注文住宅ガイド

1.5階の平屋の吹き抜けリビングと小屋裏スペース|平屋の暮らしやすさを注文住宅で実現

吹き抜け×小屋裏の“+α”で、平屋の心地よさがさらに広がる1.5階の平屋。

「平屋に憧れるけれど、土地や予算が心配」「家事がラクで、見た目もすっきりした家にしたい」——そんな検討段階でよく候補に挙がるのが、平屋1.5階の平屋です。

どちらもワンフロア中心で暮らせるため、子育て期はもちろん、将来の暮らしやすさまで見据えやすいのが魅力。一方で、平屋は屋根や基礎の面積が大きくなりやすく、計画の仕方でコスト差が出やすい面もあります。

この記事では、注文住宅で「コストを抑えつつおしゃれに」仕上げるために押さえておきたい考え方を、間取りの工夫・デザインのコツ・プラン例を交えてまとめます。平屋の良さを活かしながら、1.5階(小屋裏やスキップフロアなどの“+α”)で弱点を補う選択肢も具体的に比較していきましょう。

※建築費は敷地条件・仕様・断熱性能・設備計画などで大きく変わります。ここでは「どこでコスト差が生まれやすいか」という考え方を中心に解説します。

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平屋と1.5階の平屋はどう違う?

平屋は、生活の中心(LDK・寝室・水回りなど)がすべて1階にまとまる住まいです。階段の上り下りが少なく、動線が短くなりやすい一方で、同じ延床面積を確保しようとすると建物の横幅が必要になり、敷地面積や建物形状の工夫が重要になります。

一方の1.5階の平屋は、暮らしの主役は1階に置きつつ、屋根の形状を活かして小屋裏収納や半2階のワークスペースなどを“+α”で設ける考え方です。2階建てほど階段移動を前提にしないため、平屋の暮らしやすさを保ちながら、収納や趣味スペースを確保しやすいのが特長です。

比較ポイント 平屋 1.5階の平屋
暮らしの中心 基本的にすべて1階で完結 生活は1階中心+小屋裏・半2階を補助的に使う
土地との相性 同じ延床面積なら広めの敷地が有利 建物の“横幅”を抑えやすく、敷地の選択肢が広がりやすい
コストの出やすいところ 屋根・基礎の面積が増えやすい 階段や小屋裏の造作、空調計画の工夫がポイント
向いている家族像 段差の少ない暮らしを重視したい/家族人数が少なめ 収納量やワークスペースも欲しい/将来の変化に備えたい

コストを抑えるには「面積」より先に“形”と“動線”を見る

「平屋は高い」と言われることがありますが、実際はどこにコストが乗りやすいかを理解しておくと、予算内に収める打ち手が見えてきます。

屋根と基礎の面積が増えやすい

同じ延床面積でも、2階建てより平屋の方が建物の“広がり”が必要になり、屋根と基礎の面積が大きくなりやすい傾向があります。屋根材・防水・雨樋、基礎のコンクリート量などは面積に比例しやすいので、ここがコスト差の主要因になりがちです。

対策としては、建物形状をシンプルにして凹凸を減らす、廊下を短くして有効面積を増やす、1.5階で一部を立体的にして建物の横幅を抑えるなどが有効です。

「行き止まり」を減らすと面積も建具も減りやすい

平屋はワンフロアだからこそ、動線が整理されると体感の暮らしやすさが大きく伸びます。逆に、行き止まりが多いと廊下が増えたり、ドアが増えたりして、面積だけでなく建具・造作の費用もじわじわ効いてきます。

おすすめは、玄関→キッチン→洗面・ランドリー→収納→寝室のように、家事と生活が自然につながる「回遊動線」を意識すること。毎日の移動が短くなり、結果としてムダな面積も削りやすくなります。

空調計画は「家の性能」とセットで考える

添付のプラン例にもあるように、空調室を設けてエアコン1台で家全体を空調する計画もあります。こうした考え方は、断熱・気密など住宅性能との相性が重要です。吹き抜けや勾配天井を取り入れる場合も、性能と空気の流れを合わせて検討すると、快適性とランニングコストのバランスがとりやすくなります。

おしゃれに見える平屋・1.5階の外観づくり

コストを抑えながら“きれいに見える”外観は、実はテクニックよりも統一感が鍵です。平屋は高さが低い分、屋根のラインや窓の配置が目立ちやすいので、ポイントを絞って整えると仕上がりが変わります。

木目アクセントと片流れ屋根が映える1.5階の平屋の外観|ウッドデッキのある注文住宅

木目×濃色外壁に片流れ屋根を合わせた、ウッドデッキ付きの1.5階の平屋外観。

凹凸を減らして、影がきれいに出るシルエットに

外観の凹凸はデザイン性にもなりますが、増えすぎると材料や施工の手間が増え、コストアップにつながりやすい部分です。まずは大きな箱を一つつくるイメージで形を整え、必要なところだけ凹凸を足すと、すっきり見えてメンテナンス面でも安心感があります。

外壁カラーは2色程度に抑えると失敗しにくい

色数を絞ると、面積の大きい外壁でもまとまりが出ます。ホワイト×木目、グレー×ブラックなど、同系色の濃淡で組むと落ち着いた印象になりやすいです。外構(植栽や門柱)まで含めてトータルで考えると、完成時の“ちぐはぐ感”を避けられます。

窓は「外から見えるリズム」を意識する

室内の採光だけで窓を決めると、外観がバラバラに見えることがあります。高さや幅を揃える、同じ種類の窓を繰り返すなど、立面のリズムを意識すると、シンプルでも洗練された印象になります。大開口を設ける場合は、庇や軒で日差しをコントロールすると快適性にもつながります。

ウッドデッキで「外」をインテリアの一部にする

平屋は庭との距離が近いので、ウッドデッキやテラスをつくると、室内が実面積以上に広く感じられます。洗濯物干しやお子さま・ペットの遊び場、休日のBBQなど、暮らしの幅が広がる要素として人気です。

間取りで差がつく「家事動線」と「収納」

平屋・1.5階の平屋で後悔が出やすいのは、見た目よりも「片付くか」「回るか」という生活の部分です。ここでは、コストとも相性の良い計画ポイントをまとめます。

玄関土間の可動棚収納からキッチンへ抜ける家事動線|買い物の荷下ろしがラクな間取り

玄関土間の収納横からキッチンへつながる動線で、買い物帰りの荷下ろしを短縮。

玄関とキッチンを近づけて、買い物の荷下ろしを短縮

買い物帰りの動線は、毎週・毎日積み重なるストレスになりがちです。玄関からパントリーやキッチンが近い間取りにすると、重い荷物を持って家の奥まで運ぶ距離が短くなります。来客動線と家事動線を分ける場合も、玄関からの導線を二股にすると整理しやすいです。

洗濯は「洗う→干す→しまう」を一直線に

ランドリー計画は、家事時短の満足度に直結します。洗面室(またはランドリー)に室内干しスペースを確保し、近くにファミリークローゼットやWICを配置できると、洗濯の完結動線が作りやすいです。1.5階の平屋では、小屋裏の一部を物干しや収納に使う工夫も見られます。

収納は「点」で散らし、デッドスペースを活かす

平屋はワンフロアに物が集まりやすいので、収納を一か所に寄せすぎると、家族の動線が交差して使いにくくなることがあります。玄関(土間)、キッチン(パントリー)、洗面(リネン)、寝室(WIC)など、使う場所の近くに少しずつ配置すると、片付けのハードルが下がります。

さらに、1.5階の平屋なら屋根の形を活かした小屋裏収納、階段途中のスキップフロアなど、デッドスペースを収納や趣味空間として使えるのも強みです。

WELL+の間取り例で見る:平屋・1.5階の平屋プラン4選

ここからは、添付の間取り図(全4枚)をもとに、暮らしのイメージが掴みやすいポイントを整理します。数字は図面内の表記を参考にしています。

夫婦二人向け:延床98.5㎡(29.79坪)「開放感がうれしい、+αのある家」

1階にLDKと寝室、水回りをまとめ、2階側(小屋裏)に収納や趣味室として使えるスペースを“+α”で設けたプランです。行き止まりのない家事動線で、洗面から収納、寝室へと回遊できる考え方が読み取れます。

ダイニング・リビング・主寝室は勾配天井を活かし、平屋らしい伸びやかな空間に。2階部分は室内干しなどにも活用しやすく、暮らしに合わせて使い道を変えられるのが魅力です。

夫婦二人向け 1.5階の平屋(延床98.5㎡)の間取り図|回遊動線と勾配天井・小屋裏収納

夫婦二人向け(延床98.5㎡)。1階完結の暮らしに、小屋裏の+αを足したプラン。

ファミリー向け:延床121.29㎡(36.68坪)「土間収納が充実した家」

玄関まわりに広い土間を確保し、ベビーカーやアウトドア用品などを“しまいやすく・出しやすい”計画が特徴です。生活動線と収納が近いと、家全体が散らかりにくくなります。

LDKは勾配天井の吹き抜けで開放的。2階側にはリビングを見下ろすスタディスペースがあり、宿題や在宅ワーク、家事の合間の作業スペースとしても活用しやすい構成です。

ファミリー向け 1.5階の平屋(延床121.29㎡)の間取り図|土間収納と吹き抜け・スタディスペース

土間収納+吹き抜けLDKで、片付けやすさと開放感を両立するプラン例です。

ファミリー向け:延床114.0㎡(34.48坪)「家事動線がうれしい家」

図面のコメントにもある通り、玄関とキッチンが近い間取りは荷下ろしがラクになり、共働き世帯ほど恩恵が大きいポイントです。また「洗濯→干す→しまう」がスムーズになるよう、収納を多めに計画している点も読み取れます。

スタディ・ワークコーナーを設け、家族がそれぞれ作業できるのも現代的。小屋裏収納がたっぷり確保されているため、季節家電や思い出の品など“たまに使う物”の置き場として重宝します。

ファミリー向け 1.5階の平屋(延床114.0㎡)の間取り図|家事動線とスタディコーナー・小屋裏収納

玄関〜キッチンが近く、洗濯動線も組みやすい収納充実プランのイメージです。

ファミリー向け:延床114.0㎡(34.48坪)「ペットもうれしい、外を感じる家(ウッドデッキ)」

屋内外をつなぐウッドデッキが大きな特徴。光や風を取り入れやすく、洗濯物干しはもちろん、友人を招いての食事や、ペットと過ごす時間など、暮らしの楽しみを広げてくれます。

また、洗面室で洗った衣類をWICにしまい、そのまま主寝室へ戻れる回遊動線が想定されている点も見どころです。屋根形状を活かして小屋裏空間を追加しているため、平屋らしい外観のまま収納量を確保しやすいプランと言えます。

ファミリー向け 1.5階の平屋(延床114.0㎡)の間取り図|ウッドデッキと回遊動線・小屋裏空間

ウッドデッキで外とつながる、ペットや家族の時間が広がるプラン例です。

平屋か1.5階の平屋か。選び方の目安

最後に、検討段階で迷いやすいポイントを「暮らしの優先順位」から整理します。

平屋が向いているケース

  • 将来まで段差をできるだけ減らし、ワンフロアで完結する暮らしを重視したい
  • 敷地にゆとりがあり、建物を横に広げられる
  • シンプルなメンテナンス性や、家族の気配が近い距離感が好み

1.5階の平屋が向いているケース

  • 収納量やワークスペースなど、平屋に+αが欲しい
  • 敷地の広さに限りがあり、建物の横幅を抑えたい
  • 子どもの成長や在宅ワークなど、暮らしの変化に合わせて使える“余白”をつくりたい

どちらを選ぶ場合でも、最終的には敷地条件(形・方角・周辺建物)と、家族の生活スタイルに合うかどうかが重要です。早い段階で要望に優先順位をつけ、「譲れないこと」「後から足せること」を分けて整理すると、コストのブレが小さくなります。

よくある質問(Q&A)

1.5階の平屋は「2階建て」と同じ扱いになりますか?
小屋裏やロフトの面積・天井高さ、階段の形状などで扱いが変わる場合があります。建築基準法上の床面積算入の考え方や自治体の運用も関係するため、プラン段階で設計者に確認するのがおすすめです。
平屋は夏暑くて冬寒いと聞きます。対策はありますか?
暑さ寒さは「平屋かどうか」だけで決まらず、断熱・気密、日射遮蔽、窓の配置、空調計画の組み合わせが大切です。勾配天井や吹き抜けを採用する場合も、性能と空気の流れを整えると快適性を高めやすくなります。
収納不足が心配です。後悔しないコツは?
収納は一か所に集約するより、玄関・キッチン・洗面・寝室など「使う場所の近く」に分散させると片付けが続きやすいです。1.5階の平屋なら小屋裏や階段まわりも活かし、季節物の置き場を確保すると安心です。

関連リンク:平屋・1.5階の平屋をもっと具体的に検討する

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平屋・1.5階の平屋の相談をスムーズに進めるために

気になるプランが見つかったら、「どんな暮らしをしたいか」を家族で言語化しておくと、打ち合わせがスムーズです。たとえば、洗濯の動線収納したい物の量在宅ワークの頻度などは、間取りの良し悪しを左右しやすいポイントです。

アップルホームでは、平屋+α(1.5階)のモデルハウス見学や来場予約も受け付けています。実寸の空間で、勾配天井の広がりや収納量、動線の体感まで確認してみてください。

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