2025.12.01
みらいエコ住宅2026事業(みらいエコ)を徹底解説|埼玉の家づくりで補助金を活かす
公開日:2025.12.01/最終更新日:2025.12.02
2025年11月末、国土交通省と環境省から「みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)」の概要が公表されました。総額2,050億円の予算が組まれ、ZEH水準住宅や長期優良住宅、そしてより高性能なGX志向型住宅の新築・リフォームを後押しする大型の補助制度です。
物価やエネルギー価格が上がり続ける今、「どうせ建てるなら光熱費のかかりにくい家にしたい」という声はますます増えています。一方で、断熱性能や設備グレードを上げるほど建築費が膨らむのも事実です。このギャップを埋めてくれるのが、みらいエコ住宅2026事業の補助金といえます。
この記事では、制度の基本から具体的な補助額、GX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅の違い、既存住宅のリフォーム支援、そして埼玉での家づくりで意識したいポイントまで、できるだけ専門用語をかみくだいて整理します。

みらいエコ住宅2026事業で叶える高性能な注文住宅|子育て世帯への手厚い補助
「みらいエコ」とは、正式名称を「みらいエコ住宅2026事業」といい、国土交通省・環境省・経済産業省が連携して行う住宅の省エネ支援制度です。GX志向型住宅の新築や、長期優良住宅・ZEH水準住宅の新築、省エネリフォームなどに対して、一定の要件を満たすと補助金が交付されます。
この記事のポイント(結論)
- みらいエコ住宅2026事業の目的と対象になる工事
- 新築で最大125万円、リフォームで最大100万円の補助額の目安
- GX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅の違い
- 埼玉(狭山・所沢・川越など)で活かしやすい家づくりの考え方
- 補助金を受け取りやすくする進め方とよくある質問
本記事では、アップルホームが主に家づくりをしている6地域(狭山市・所沢市・川越市・入間市など)を前提に、補助金のポイントを解説します。
1. みらいエコ住宅2026事業(みらいエコ)とは?概要と対象工事
2050年カーボンニュートラルに向けた住宅のアップデート
みらいエコ住宅2026事業は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、家庭部門のエネルギー消費を大きく減らすことを目的にした補助制度です。背景には、断熱性能の高い住宅や高効率設備への投資を進めることで、光熱費とCO2排出の両方を抑えていきたいという国の方針があります。
制度の対象となるのは、次のような工事です。
- GX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅といった高性能な新築住宅(注文住宅・分譲住宅・賃貸住宅)の建設
- 既存住宅の断熱改修や高効率設備の導入などを行う省エネリフォーム
いつの工事が対象になる?
補助対象となるのは、令和7年(2025年)11月28日の補正予算案の閣議決定日以降に着工した工事です。新築の場合は基礎工事に着手した日、リフォームの場合はリフォーム工事に着手した日が基準になります。
また、対象となる住宅には以下のような条件があります。
- 床面積が50㎡以上240㎡以下であること
- 土砂災害特別警戒区域や、浸水リスクが特に高い区域など、一部の災害危険エリアに該当しないこと
具体的なエリア指定は自治体やハザードマップによって変わるため、計画地が決まった段階で、建築会社と一緒に確認しておくと安心です。

新築とリフォームの両方を支援
2. 新築は最大125万円!補助額と対象世帯
まずは、新築住宅を建てる場合の補助額を整理してみましょう。みらいエコ住宅2026事業では、住宅の性能ランクと世帯の属性によって、受け取れる金額が変わります。
※最大125万円の補助は、4地域(埼玉県では秩父市〈旧大滝村〉など)に適用されるケースです。アップルホームの施工エリアの多くを占める6地域(狭山市・所沢市・川越市・入間市など)では、原則として最大110万円が上限となります。
| 対象世帯 | 対象住宅 | 補助額(通常地域) | 補助額(1〜4地域・寒冷地等) |
|---|---|---|---|
| すべての世帯 | GX志向型住宅 | 110万円/戸 | 125万円/戸 |
| (古家除却の加算はなし) | — | ||
| 子育て世帯 または若者夫婦世帯 |
長期優良住宅 | 75万円/戸 | 80万円/戸 |
| 長期優良住宅+古家除却 | 95万円/戸 | 100万円/戸 | |
| 子育て世帯 または若者夫婦世帯 |
ZEH水準住宅 | 35万円/戸 | 40万円/戸 |
| ZEH水準住宅+古家除却 | 55万円/戸 | 60万円/戸 | |
※補助額は国の資料に基づく概略です。正式な金額や申請条件は最新の事業要領で必ずご確認ください。
子育て世帯・若者夫婦世帯の定義
制度上の「子育て世帯」「若者夫婦世帯」は、次のように定められています。
- 子育て世帯:申請時点で18歳未満の子どもがいる世帯
- 若者夫婦世帯:申請時点で夫婦のいずれかが39歳以下の世帯
埼玉県の狭山市・所沢市・川越市エリアは、都心へのアクセスも良く、子育て世代の転入が多いエリアです。これから家づくりを考えている20〜30代のご夫婦は、補助金の恩恵を大きく受けやすい条件といえます。
古家の除却で+20万円相当の加算
子育て世帯・若者夫婦世帯が建て替えを行う場合、建替前に住んでいた持ち家を解体すると、標準額に20万円が加算されます。たとえば、長期優良住宅であれば80万円→100万円(寒冷地の場合)と、支援が一段と厚くなります。
古家の解体費用は意外と負担感が大きい部分なので、「建て替えるか、リノベーションするか」で迷っているご家庭にとっても、判断材料のひとつになりそうです。
| 地域区分 | 主な対象エリア(埼玉県内) | GX志向型住宅 の補助上限 |
コメント |
|---|---|---|---|
| 4地域 | 秩父市(旧大滝村に限る) | 最大125万円/戸 | 1〜4地域に含まれる寒冷地。埼玉県内では秩父市旧大滝村のみで、アップルホームの施工エリアではごくまれな特例パターンです。 |
| 5地域 | 秩父市(旧秩父市、旧吉田町、旧荒川村に限る)、飯能市、日高市、毛呂山町、越生町、滑川町、嵐山町、小川町、川島町、吉見町、鳩山町、ときがわ町、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、東秩父村、美里町、神川町、寄居町 | 最大110万円/戸 | 山間部に近く、冬の冷え込みがやや強いエリア。飯能市・日高市など、アップルホームの施工エリアの一部も含まれます。GX志向型住宅なら6地域と同じ上限額で補助を利用できます。 |
| 6地域 | さいたま市、川越市、熊谷市、川口市、行田市、所沢市、加須市、本庄市、東松山市、春日部市、狭山市、羽生市、鴻巣市、深谷市、上尾市、草加市、越谷市、蕨市、戸田市、入間市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、桶川市、久喜市、北本市、八潮市、富士見市、三郷市、蓮田市、坂戸市、幸手市、鶴ヶ島市、吉川市、ふじみ野市、白岡市、伊奈町、三芳町、上里町、宮代町、杉戸町、松伏町 | 最大110万円/戸 | 埼玉県内で最も広い一般的な地域。狭山市・所沢市・川越市・入間市など、アップルホームが多く家づくりをしているエリアもこの6地域に含まれます。この記事の解説も基本的に6地域(通常地域)のケースを前提としています。 |
※補助額はGX志向型住宅(世帯条件による加算なし)の新築の場合の上限額です。長期優良住宅・ZEH水準住宅や、子育て世帯等の加算、リフォームの場合は別の条件・金額になります。
※アップルホームでは主に6地域(狭山市・所沢市・川越市・入間市 など)と、一部5地域(飯能市・日高市 など)で家づくりを行っています。実際に補助金の対象となるかどうかは、個別にお問い合わせください。

子育て世帯への手厚い補助
GX志向型住宅とZEH水準住宅の金額シミュレーション
下の表は、UA値0.55W/m²KのZEH水準住宅と、UA値0.44W/m²KのGX志向型住宅を比較したシミュレーション例です。みらいエコ住宅2026事業の補助金上限はGX志向型住宅で110万円(5〜7地域の場合)とし、光熱費の削減効果も合わせて試算しています。
| 項目 | ZEH水準住宅 (UA=0.55W/m²K) |
GX志向型住宅 (UA=0.44W/m²K) |
|---|---|---|
| 想定条件 | 延床約100m²/4人家族/オール電化・高効率設備/埼玉県6地域相当の気候条件 | |
| UA値 | 0.55W/m²K(ZEH水準) | 0.44W/m²K(GX志向型) |
| 年間光熱費の想定 | 約26.2万円/年 | 約23.1万円/年 |
| 年間光熱費削減額 | - | 約3.1万円/年 削減 (ZEH水準比 約11.9%削減想定) |
| 10年間の光熱費削減額 | - | 約31万円/10年 削減 |
| みらいエコ住宅2026 補助金上限額 |
最大35万円 (ZEH水準住宅※古家の除去なし) |
最大110万円 (GX志向型住宅・5〜7地域の場合) |
| 補助金+ 10年間光熱費メリット |
最大約35万円相当 (補助金のみ) |
最大約141万円相当 (補助金110万円+光熱費削減約31万円) |
| ZEH水準住宅との差 | - |
10年間で約106万円お得 (141万円 − 35万円) |
※上記は2025年11月19日外皮性能計算ルートにて算出したシミュレーション結果であり、電気・ガス単価、家族人数、設備仕様、ライフスタイルによって数値は大きく変動する場合があります。
※GX志向型住宅の補助金上限額は、5〜7地域の場合110万円/戸、1〜4地域では125万円/戸となる想定です。
埼玉県は一部の山間部(秩父市旧大滝村など)を除き5・6地域に該当します。
3. GX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅の違い
みらいエコ住宅2026事業を上手に使うには、「GX志向型住宅」「長期優良住宅」「ZEH水準住宅」の違いをざっくり押さえておくことが大切です。性能レベルと暮らし方のイメージを、順番に見ていきましょう。
GX志向型住宅:最も高性能な省エネ住宅
GX志向型住宅は、3つの中で最も高い省エネ性能を持つ住宅です。断熱性能は断熱等級6以上、一次エネルギー消費量の削減率は35%以上(再エネを除く)と、高性能な外皮と設備の組み合わせが求められます。
さらに、太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用し、地域条件に応じて原則100%以上(場合によって75%・50%以上でも可)の一次エネルギー削減をめざすことが条件になっています。家庭内のエネルギー使用を「見える化」するHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の導入もポイントです。
光熱費をできるだけゼロに近づけたい方や、これから長く住み継ぐために最高グレードの性能を確保したい方には、GX志向型住宅が有力な選択肢となります。
長期優良住宅:総合力に優れたバランスタイプ
長期優良住宅は、断熱性能だけでなく、耐震性・耐久性・維持管理のしやすさなど、住まいの総合的な品質を評価する制度です。省エネ性能としては断熱等級5以上、一次エネルギー消費量の削減率20%以上が求められます。
加えて、耐震等級2以上や劣化対策等級3など、地震に強く、長持ちしやすい構造も条件です。「子どもが巣立ったあとも、世代を超えて暮らし継げる家にしたい」「将来売却や賃貸に回す可能性も考えておきたい」というご家庭には、とても相性の良い仕様といえるでしょう。
ZEH水準住宅:省エネのスタンダードとなる性能
ZEH水準住宅は、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの基本となる断熱性能と省エネ性能を満たした住宅です。長期優良住宅と同じく断熱等級5以上+一次エネルギー消費量20%以上削減が目安となります。
「できるだけ手の届きやすい予算で、省エネで快適な暮らしを実現したい」という場合に選びやすいグレードで、将来のエネルギー価格の変動にも備えられるバランスのよい性能です。
どのグレードを選ぶのが良い?
埼玉のように夏の暑さ・冬の底冷えの両方がある地域では、断熱性能が生活のしやすさと光熱費に直結します。可能であれば、最低でもZEH水準住宅、予算とご希望が合えばGX志向型住宅を視野に入れるのがおすすめです。
4. 既存住宅の省エネリフォームも対象|最大100万円
みらいエコ住宅2026事業では、いまお住まいの家を性能アップさせるリフォームも支援されています。特に平成3年以前・平成10年以前に建てられた住宅は、現行基準と比べて断熱性能が不足しているケースが多く、補助の対象になりやすいのが特徴です。
| 現在の住宅性能 | 改修後の目標 | 補助上限額 |
|---|---|---|
| 平成4年基準を 満たさない住宅 (平成3年以前など) |
平成28年基準相当に 達する改修 |
上限:100万円/戸 |
| 同上 | 平成11年基準相当に 達する改修 |
上限:50万円/戸 |
| 平成11年基準を 満たさない住宅 (平成10年以前など) |
平成28年基準相当に 達する改修 |
上限:80万円/戸 |
| 同上 | 平成11年基準相当に 達する改修 |
上限:40万円/戸 |
※補助額はリフォーム内容に応じて決まる定額の積み上げで、上限額まで利用できます。
必須工事と附帯工事のイメージ
リフォームで補助対象となるには、次のような組み合わせが必須工事として求められます。
- 窓の断熱改修(二重窓・樹脂サッシなど)
- 外壁・屋根・天井・床などの断熱改修
- 高効率エアコンや高効率給湯器などのエコ住宅設備の設置
これらに加えて、子育て対応改修やバリアフリー改修などを附帯工事として同時に行うこともできます。
例えば、昭和〜平成初期の戸建て住宅であれば、「窓をすべて高断熱窓に交換+床下断熱+高効率エアコン・給湯器の入れ替え」といった工事で、冬の底冷えや結露が大きく改善します。

窓の断熱改修は体感温度に直結
3省連携で他の省エネ事業とのワンストップ申請も
国は、みらいエコ住宅2026事業とあわせて、「先進的窓リノベ事業」「給湯省エネ2026事業」「賃貸給湯省エネ2026事業」といった施策を整理し、ワンストップで申請できる仕組みを準備しています。
さらに、経済産業省の家庭用蓄電池への支援事業(DRに対応したリソース導入拡大支援事業(仮称)など)とも連携し、窓・給湯器・断熱改修・蓄電池を組み合わせた大きな省エネ改修を後押しする計画です。
複数の補助金を使う場合、どこまでが対象になるのか、同じ工事費を二重に申請できない点など、少し複雑になります。設計段階から補助金に詳しい建築会社やリフォーム会社に相談しながら進めると安心です。
5. 埼玉でみらいエコ住宅2026を活かす家づくりのポイント
埼玉の気候と高断熱住宅の相性
狭山市・所沢市・川越市・入間市などの埼玉西部エリアは、夏は都心のヒートアイランドの影響を受けて非常に暑く、冬は放射冷却で冷え込む、寒暖差の大きい地域です。こうした環境では、断熱性能の高い住宅かどうかが、日々の暮らしや光熱費にダイレクトに効いてきます。
高断熱・高気密の住宅にすると、夏はエアコン1〜2台で家中が涼しくなり、冬も少ない暖房器具で暖かさが続きます。室内の温度差が小さくなるため、ヒートショックのリスクを抑え、洗面室やトイレも快適になります。
土地条件を踏まえた設計で性能を引き出す
性能の高い住宅ほど、土地の条件を活かした設計かどうかで体感が変わります。
- 南側に大きな窓を設けて冬の日差しを取り込みつつ、夏は軒や庇で日射をカットする
- 隣家との距離や高さ関係を見ながら、風の抜け道を確保する
- 高低差のある土地では、基礎の計画と断熱ラインをしっかり検討する
みらいエコ住宅2026の性能要件は数値の世界の話に見えますが、実際の住み心地を左右するのは「設計」と「施工の丁寧さ」です。断熱等級や一次エネルギー削減率のシミュレーション結果だけでなく、窓の配置や間取りの工夫まで含めて相談できるパートナー選びが大切になります。

埼玉の気候に合わせた窓計画が重要
6. 補助金を受け取りやすくする家づくりの進め方
① 土地探しの段階から建築会社に相談する
みらいエコ住宅2026の対象外となる災害リスクの高いエリアを避けるには、土地探しの初期段階から建築会社に同席してもらうのがおすすめです。ハザードマップや建築制限の確認を同時に行いながら、「この土地ならGX志向型住宅が狙える」「この方位なら太陽光発電との相性が良い」といったアドバイスを受けられます。
② 性能目標(GX・長期優良・ZEH水準)を早めに決める
間取りの打ち合わせが進んでから性能グレードを変えると、窓のサイズや断熱ラインを大きくやり直す必要が出てしまうことがあります。家づくりの初期に「GX志向型でいくのか」「長期優良住宅+太陽光発電でいくのか」など、おおまかな方向性を決めておくとスムーズです。
③ 認定・評価に必要な書類を余裕を持って準備
長期優良住宅やZEH水準住宅、GX志向型住宅として申請する場合、外皮性能計算書、一次エネルギー計算書、構造計算書、各種認定申請書類など、多くの資料が必要になります。申請から認定まで1〜2か月程度かかることもあるため、着工希望日のかなり前から準備を始めることが重要です。
④ 着工日と補助金申請のタイミングを意識する
みらいエコ住宅2026事業は、予算の範囲内で先着順に申請を受け付ける仕組みになる見込みです。着工(基礎工事着手)後、できるだけ早く補助金申請ができるよう、スケジュールを逆算しておくと安心です。
天候や資材の供給状況によって工期が前後することもあるため、工務店・ハウスメーカーとこまめに情報共有しながら進めていきましょう。
7. よくある質問Q&A
- みらいエコ(みらいエコ住宅2026事業)とはどんな制度ですか?
- みらいエコ(みらいエコ住宅2026事業)は、国土交通省・環境省・経済産業省が連携して行う住宅の省エネ支援制度です。GX志向型住宅や長期優良住宅、ZEH水準住宅の新築、省エネリフォームなどを対象に補助金が交付されます。
- みらいエコ住宅2026事業の補助金はいつまで利用できますか?
- 現時点では、具体的な終了日は公表されておらず、予算がなくなり次第終了する想定です。申し込みが集中すると早期に締め切られる可能性もあるため、制度がスタートしたら、できるだけ早く計画を固めて申請準備を進めるのがおすすめです。最新情報は国土交通省・環境省の公式サイトや、利用予定の建築会社からの案内を必ずご確認ください。※本記事の内容は2025年12月1日時点の情報をもとにしています。最新の公募要領は国土交通省等の公式発表をご確認ください。
- GX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅はどう違いますか?
- 大きく見ると、省エネ性能の高さと求められる条件が異なります。GX志向型住宅は断熱等級6以上+一次エネルギー35%以上削減に加え、再エネ活用とHEMSの設置がポイントで、補助額も最大です。長期優良住宅は断熱等級5以上+耐震性・耐久性・維持管理性まで含めた総合認定、ZEH水準住宅は断熱等級5以上+一次エネルギー20%以上削減を満たす省エネ住宅の標準グレードという位置づけです。
- 埼玉で注文住宅を建てる場合、補助金申請はどのタイミングで行いますか?
- みらいエコ住宅2026事業では、令和7年11月28日以降に基礎工事へ着手した新築が対象です。通常は、性能や認定に関する図面・計算書の準備を終え、建築確認申請が下りたあとに着工し、その後できるだけ早く補助金の申請を行います。申請そのものは建築会社が代行することが多いので、着工予定日と申請スケジュールを事前に共有しておきましょう。
- みらいエコ住宅2026と、自治体独自の補助金は併用できますか?
- 制度ごとにルールは異なりますが、国の「みらいエコ住宅2026」と自治体独自の補助金は、同じ工事費を二重に計上しない範囲で併用できるケースが多いです。ただし併用不可の組み合わせもあるため、各自治体の要綱と国の公募要領、担当の建築会社に必ず確認してください。
- 土地がまだ決まっていなくても、補助金を見据えて相談できますか?
- はい、土地が決まる前からご相談いただけます。埼玉(とくに6地域中心)の気候や日射条件を踏まえ、GX志向型住宅・ZEH水準住宅・長期優良住宅のどれを目指すかを整理しながら、概算の建物価格や光熱費、補助金額のシミュレーションを行うことが可能です。アップルホームでは土地探しとセットでのご相談も承っています。
8. アップルホームでできるGX志向型住宅・ZEH水準住宅の家づくり
アップルホームでは、みらいエコ住宅2026事業の対象となる高性能住宅を前提にした商品ラインアップをご用意しています。
- WELL+:自然素材と高断熱・高気密を両立した、健康的な暮らしをめざす注文住宅
- R+house:建築家とつくるデザイン住宅。断熱性能の確保とコストバランスに優れ、ZEH水準住宅や長期優良住宅にも対応しやすいシリーズ
- テクノストラクチャー:パナソニック耐震工法を活かした構造強度の高い住宅。大空間・大開口と高断熱を両立したい方にぴったり
- リフォーム&リノベーション:窓の断熱改修からフルリノベーションまで、みらいエコ住宅2026+窓リノベ・給湯省エネ事業などを組み合わせた提案が可能
それぞれの商品ページでは、間取り事例や性能仕様、価格の目安などもご覧いただけます。埼玉での家づくりを検討中の方は、まずは情報収集としてチェックしてみてください。
アップルホームの住宅ラインアップを見る
WELL+・R+house・テクノストラクチャーの注文住宅
断熱リフォーム&リノベーションはこちら
家づくりの流れを確認する
「実際の暮らし心地を知りたい」という方は、アップルホームで高気密高断熱の注文住宅を建てられた方のインタビューもぜひご覧ください。
ご相談はモデルハウス・ショールームで
狭山市・所沢市・川越市エリアのモデルハウスやショールームでは、実際に高断熱仕様の建物を体感しながら、みらいエコ住宅2026事業をどう活用できそうか、その場でご相談いただけます。
「GX志向型住宅にするべきか」「太陽光発電や蓄電池を入れるとどのくらい光熱費が変わりそうか」など、気になる点は何でもスタッフにお声がけください。資金計画や土地探しも含めて、トータルでサポートいたします。
関連リンク
- アップルホームの注文住宅商品一覧
- アップルホームのリフォーム・リノベーション
- 国土交通省|みらいエコ住宅2026事業について
- 環境省「脱炭素志向型住宅の導入支援事業(みらいエコ住宅2026事業)について」
- 環境省「脱炭素志向型住宅の導入支援事業の概要」
- 環境省「みらいエコ住宅2026事業【環境省・国土交通省】の概要」
- 国土交通省・経済産業省・環境省|3省連携で行う事業の概要
本記事の内容は、2025年12月時点で公表されている資料をもとにした概要です。制度の詳細や運用は変更される場合がありますので、実際に申請される際は、国土交通省・環境省などの最新情報および担当の建築会社の案内を必ずご確認ください。
アップルホーム公式チャンネル
アップルホームは埼玉県SDGsパートナーとして、持続可能な開発目標(SDGs)に賛同し、事業を通じて社会・経済・環境の調和ある発展に貢献しています。みらいエコ住宅2026事業やGX志向型住宅の提案を通じて、これからの暮らしと地球環境の両方にやさしい住まいづくりをお手伝いします。
