2025.11.28
はじめての家づくりで失敗しない注文住宅と工務店選びのコツ
「そろそろマイホームを…」と思ったとき、多くの方が最初にぶつかるのが「何から始めればいいの?」という不安です。建売住宅やマンションもある中で、自分たちらしい暮らしを形にできる注文住宅はとても魅力的ですが、その分、決めることも多くなります。また、「どの工務店に頼めば安心なのか」「予算はどのくらい見ておけばよいのか」など、疑問も尽きません。
この記事では、はじめての家づくりを検討している20〜40代のご家族に向けて、全体の流れや注文住宅の特徴、工務店選びのポイントをやさしく整理します。埼玉エリアで注文住宅を手がけるアップルホームの視点から、地元工務店ならではのメリットや、一歩目の動き方も具体的にお伝えします。

理想の暮らしをイメージしながら、少しずつ家づくりが形になっていきます。
はじめての家づくりの全体像をつかもう
最初の一歩として大切なのは、家づくり全体のおおまかな流れをつかんでおくことです。土地探しからスタートするのか、今の土地に建て替えるのかによっても期間は変わりますが、多くの場合「情報収集 → 資金計画 → 土地探し・工務店相談 → プラン・見積り → 契約 → 着工 → 完成・お引渡し」というステップで進んでいきます。
この中でも特に時間がかかりやすいのが、情報収集と土地探し、そしてプランの検討です。逆に、ここを丁寧に進めておくと、着工後の変更や後悔を減らすことができます。最初から完璧な計画をつくる必要はありませんが、「どんな暮らし方をしたいのか」「どのくらいの予算なら無理がないのか」をご家族で話し合っておくと、工務店との打ち合わせもスムーズになります。
最初に考えたいのは「どんな暮らしをしたいか」
図面やお金の話に入る前に、ぜひ時間をとってほしいのが「暮らしのイメージづくり」です。平日の朝、仕事や保育園・学校がある日、休日の過ごし方など、一日の流れを思い浮かべながら、「こんな動線だったらラクそう」「ここに収納があると助かる」など、思いついたことをメモしてみましょう。
- 朝の身支度やお弁当づくりがスムーズになるキッチンと洗面の距離感
- 洗濯物を「洗う・干す・しまう」まで完結しやすい家事動線
- 子どもの成長や在宅ワークにも対応できるフレキシブルな空間
こうした暮らし方の希望は、予算が限られていても優先順位をつけることで形にしていけます。「絶対に叶えたいこと」「できれば叶えたいこと」「余裕があればうれしいこと」の三段階に分けて整理しておくと、後のプラン検討で役立ちます。

間取り図の前に、暮らしのイメージと言葉をたくさん出しておくと家づくりが進めやすくなります。
お金の不安を減らす「ざっくり資金計画」
家づくりで大きな心配事の一つが費用です。「いくらまでなら借りていいのか」「今の家計でどのくらいの返済が安心なのか」は、ご家庭によって答えが変わります。まずは、現在の家賃や貯蓄、将来の教育費などをざっくり洗い出し、無理なく返していける毎月の返済額をイメージしてみましょう。
一般的には、住宅ローンの返済額を手取り月収の25%前後に抑えると安心といわれることが多いですが、共働きかどうか、車の台数、趣味や旅行などの優先度によっても変わります。工務店に相談するときは、建物本体価格だけでなく、土地代や諸費用、外構費、引っ越し費用などを含めた総予算で考えることが大切です。
土地探しとプランづくりは同時進行が安心
はじめての家づくりでは「まず土地を決めてから建物を考えよう」と思いがちですが、実は土地と建物はセットで考えるほうが、ムダのない計画になりやすいです。形がいびつな土地や道路との高低差が大きい土地は、建物の形状や基礎工事に費用がかかることもあります。
アップルホームのように不動産部門と連携している工務店であれば、土地探しの段階から「この土地なら、こういう間取りがつくれます」「この条件だと予算はこれくらいになりそうです」といった具体的なアドバイスができます。気になる土地が見つかったら、購入前に一度工務店に図面を見てもらうと安心です。

土地と建物を同時に検討することで、予算も暮らし方もバランスよく整えやすくなります。
注文住宅ってどんな家?ほかの選択肢との違い
マイホームの選択肢には、大きく分けて「建売住宅」「中古住宅+リノベーション」「マンション」「注文住宅」などがあります。中でも注文住宅は、間取りや仕様を一から自由に考えられる家づくりのスタイルです。一方で、完成までの期間が長くなりやすく、打ち合わせの回数も多くなるという特徴があります。
注文住宅のメリット・デメリット
注文住宅のいちばんの魅力は、暮らし方にフィットした間取りと性能を、自分たちの価値観に合わせて選べる点です。家事動線や収納量、在宅ワークスペース、趣味の部屋など、細かなご要望を形にしていけます。また、高断熱・高気密や耐震性能といった「見えない部分」にもこだわりやすいのが特徴です。
一方で、建売住宅に比べると価格はやや高くなる傾向があり、打ち合わせにかかる時間も必要です。「決めることが多くて疲れてしまった」という声が出やすいのも事実なので、頼れる工務店と一緒に、優先順位を整理しながら進めることが大切になります。
こんなご家庭には注文住宅がおすすめです
- 共働きで、家事や子育てをラクにする間取りや動線を重視したい
- 寒さ・暑さに悩まされない、高断熱・高気密の住まいで快適に暮らしたい
- テレワークや趣味のスペースなど、自分たちらしい空間づくりを楽しみたい
- 長く住む家だからこそ、構造や耐震性にもきちんとこだわりたい
こうした思いがあるご家庭には、工務店と一緒にプランを練っていく注文住宅が向いています。すべてを特別仕様にしなくても、「ここだけは譲れない」というポイントを絞って工夫することで、予算を抑えつつ理想に近づける家づくりも可能です。

外観デザインだけでなく、断熱性や耐震性といった見えない性能もバランスよく整えることが大切です。
工務店とハウスメーカー、それぞれの特徴
家づくりのパートナーを選ぶ際、多くの方が迷われるのが「工務店」と「ハウスメーカー」の違いです。どちらが正解ということではなく、ご家族の優先順位に合わせて選ぶことが大切です。それぞれの特徴を簡単に整理してみましょう。
地域工務店の特徴
地域に根ざした工務店は、エリアの気候や土地の特性、行政のルールをよく理解しているのが大きな強みです。プランや仕様の自由度が高く、細かな要望にも柔軟に対応しやすいこと、担当者との距離が近く相談しやすいこともメリットに挙げられます。
また、アップルホームのように設計から施工、アフターサービスまで一貫して行う工務店であれば、「建てて終わり」ではなく、長く住んでからのメンテナンスやリフォームまで見据えた家づくりが可能です。
ハウスメーカーの特徴
ハウスメーカーは、全国展開している企業が多く、展示場やカタログも充実しています。規格化されたプランや工法によって、品質が安定しやすいことがメリットです。一方で、間取りの自由度がやや限られたり、価格が高めになるケースもあります。
どちらを選ぶにしても、自分たちの暮らし方や予算に合っているかどうかがいちばん大切です。「なんとなく有名だから」という理由だけで選ぶのではなく、複数社を見学して比較することをおすすめします。
アップルホームの家づくりのスタイル
アップルホームでは、全館空調と自然素材を組み合わせた高性能住宅、建築家とつくるデザイン性の高い住まい、耐震性にこだわった構造など、複数の注文住宅ブランドを展開しています。それぞれコンセプトは違いますが、「家族が長く安心して暮らせる性能」と「心地よいデザイン」を両立させる点は共通です。
また、グループの不動産会社と連携しながら土地探しからサポートできるため、はじめての家づくりでもワンストップで相談できる体制が整っています。「まだ具体的に決まっていないけれど、まずは話を聞いてみたい」という段階から、お気軽にご相談いただけます。

図面だけでなく暮らしのシーンを共有しながら、一緒に家づくりを進めていきます。
後悔しない工務店選びのチェックポイント
「どの工務店にお願いするか」で、家づくりの満足度は大きく変わります。ここでは、はじめての家づくりでも確認しやすい工務店選びのチェックポイントを紹介します。
構造・断熱・気密の考え方を確認する
見た目のデザインだけでなく、構造・断熱・気密といった「見えない性能」について、どのような考え方で家づくりをしているかを聞いてみましょう。耐震等級や断熱性能(UA値)、気密性能(C値)などをどの程度のレベルで目指しているか、実測のデータを公開しているかどうかもポイントです。
質問例としては、「標準仕様でどのくらいの断熱性能になりますか?」「実際に建てたお家の気密測定の結果はありますか?」などがあります。専門用語をかみ砕いて説明してくれるかどうかも、信頼できる工務店かどうかを見極めるヒントになります。
間取り・収納・インテリアの提案力を見る
実際の暮らしやすさを左右するのが、間取りや収納計画、インテリアのバランスです。完成見学会や施工事例写真を見るときには、次のような視点でチェックしてみましょう。
- 玄関からリビング、キッチン、洗面室への動線がスムーズか
- 洗濯物を干す場所としまう場所が近く、家事がしやすそうか
- リビングに物があふれにくいような収納計画になっているか
- 床や壁、建具、照明の組み合わせが落ち着いていて長く飽きなさそうか
アップルホームでは、インテリアコーディネーターや建築士がチームになって、暮らしのイメージに合わせたトータルコーディネートを行います。「好きなテイストはなんとなくあるけれど、うまく言葉にできない」という方も、写真やサンプルを見ながら一緒にイメージを固めていくことができます。
相談しやすさ・アフター体制の安心感
工務店選びでは、性能やデザインと同じくらい、担当者との相性や相談のしやすさも大切です。初回相談や見学会で会話したときの印象を振り返り、「質問しやすかったか」「こちらの話をじっくり聞いてくれたか」「メリットだけでなく注意点もきちんと教えてくれたか」をチェックしてみてください。
さらに、完成後の定期点検やメンテナンスのしくみについても事前に確認しておくと安心です。「何年目にどんな点検をしてくれるのか」「困ったときの連絡先はどこか」などを知っておけば、長く暮らしていくうえで心強いパートナーになってくれます。

建てた後も、定期点検やメンテナンスを通じて長くお付き合いが続いていきます。
アップルホームの注文住宅なら、はじめての家づくりも安心
アップルホームでは、全館空調と自然素材を組み合わせた高性能住宅、建築家とつくるデザイン性の高い家、耐震性能に優れた構造が特長の住まいなど、ライフスタイルに合わせて選べる複数の注文住宅ラインアップをご用意しています。どのシリーズでも、高断熱・高気密や耐震計画など、基本性能の底上げを大切にしています。
はじめての家づくりでは、仕様や性能の違いを一から比較するのは大変です。アップルホームでは、ヒアリングを通じて「暑さ寒さに強い家がいい」「子育てしやすい間取りにしたい」「将来は平屋のように1階で生活を完結させたい」などのご要望を整理し、最適なシリーズやプランをご提案します。
また、資金計画から土地探し、プラン作成、コーディネート、施工、アフターサービスまで、一つのチームが一貫してサポートする体制も、はじめての家づくりを安心して進めていただける理由の一つです。「自分たちにはどんな家づくりの進め方が合っているのか」を一緒に考えながら、無理のない計画を組み立てていきます。
事前に「家づくりの流れ」を知っておくと相談しやすい
「相談したい気持ちはあるけれど、どんなステップで進むのかが分からなくて不安」という声もよくいただきます。そんなときは、事前に家づくりの流れをざっと把握しておくと、初回相談での質問も整理しやすくなります。
アップルホームでは、初回相談からお引き渡しまでのステップを分かりやすくまとめたページもご用意しています。家づくりのスケジュール感をつかみたい方は、あわせてチェックしてみてください。
はじめての家づくりQ&A
ここからは、はじめての家づくりを検討される方からよくいただく質問を、簡潔にまとめました。気になるポイントがあれば、初回相談の前にメモしておくとスムーズです。
- 家づくりの予算はいつまでに決めればよいですか?
- 理想としては、工務店に具体的なプランや見積りを依頼する前に、「総予算の上限」と「毎月の返済イメージ」を決めておくと安心です。住宅ローンの事前相談や、今の家計を踏まえた資金シミュレーションを行うことで、無理のない枠を一緒に考えていくことができます。
- 土地がなくても工務店に相談して大丈夫でしょうか?
- もちろん大丈夫です。むしろ、土地探しの前に工務店へ相談することで、土地と建物のバランスを考えた予算配分がしやすくなります。気になるエリアや学校区、通勤時間などのご希望を伺いながら、土地の探し方や注意点も含めてお話しさせていただきます。
- 忙しくて打ち合わせの時間が取れるか不安です。どう進めればよいですか?
- 共働きのご家庭が増えている今、打ち合わせの効率化やオンライン活用はとても大切です。事前に希望をヒアリングシートで共有していただいたり、図面の確認をメールやオンラインミーティングで行ったりすることで、対面の回数を必要最低限に抑えつつ、しっかりとご納得いただけるよう工夫しています。
- まだ具体的なイメージがなくてもモデルハウス見学に行ってよいですか?
- 具体的なイメージが固まっていない段階こそ、モデルハウスで体感してみることをおすすめします。図面や写真だけでは分かりにくい天井の高さや光の入り方、空気の温度差などを体で感じることで、「こういう家が好きかも」「この広さで十分だね」といった気づきが得られます。見学時には気になった点をご自由に質問してください。
この記事のまとめ
はじめての家づくりは、分からないことだらけで不安に感じる場面も多いですが、「暮らしのイメージづくり」「資金計画」「パートナー選び」の三つを押さえておくことで、ぐっと進めやすくなります。
- 図面の前に「どんな暮らしをしたいか」をご家族で話し合っておく
- 総予算と毎月の返済イメージを整理し、無理のない資金計画を立てる
- 構造・断熱・気密、提案力、アフター体制などを比較しながら工務店を選ぶ
そして何より大切なのは、不安や疑問をそのままにせず、早めに専門家へ相談することです。「まだ何も決まっていないのですが…」という段階からでも、お気軽にご相談ください。アップルホームのスタッフが、家づくりのスタートラインにやさしく寄り添います。
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家づくりの次の一歩をアップルホームで
ここまで読んでくださった方は、家づくりの全体像や注文住宅・工務店の選び方について、少しイメージがついてきたのではないでしょうか。とはいえ、ご家庭ごとに「予算」「お子さまの年齢」「働き方」などの条件はさまざまです。実際の計画は、お話を伺いながら一緒につくっていくことが何よりも大切だと私たちは考えています。
アップルホームでは、展示場やモデルハウスの見学、個別相談会、オンラインでのご相談など、さまざまな窓口をご用意しています。「今の家賃と同じくらいの支払いで建てられる?」「子どもが小さいうちに建てるか、少し待つべきか」など、気になっていることをそのままお聞かせください。
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※本記事の内容は一般的な家づくりの考え方をまとめたものです。具体的な条件によって最適な計画は変わりますので、詳しくは個別相談にてお気軽におたずねください。
