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2025.10.26

家事動線がスムーズになる1.5階建て平屋の間取り

リビングの勾配天井と回遊動線がつながる1.5階建て平屋(所沢・川越・狭山の暮らしに最適)
LDKを中心に、キッチン・スタディ・水回りが“面”でつながる。

共働き・子育て世帯の一日を軽くする鍵は、「ムダな往復を減らすこと」。必要室をワンフロアに集約しつつ個室も確保できる1.5階建て平屋は、家事動線づくりに最適です。本記事では、所沢市・川越市・狭山市など埼玉の暮らしを想定し、回遊動線買い物→収納の直線ルート、洗う→干す→しまうの連続作業、そして勾配天井×全館空調の快適性まで、写真と図面で丁寧に解説します。

要点まとめ

  • 回遊動線:水回りと収納を“輪”で接続=往復回数が約30〜40%減
  • 買い物動線:玄関→SIC→パントリー→キッチンで5〜7歩短縮
  • 洗濯動線:洗う→干す→しまうが最短3歩で完結
  • 勾配天井×全館空調:LDK体感温度のムラ低減+室内干しの乾燥安定
  • 1.5階:個室は0.5階活用で移動距離/時間を平準化

1. 1.5階建て平屋が家事に強い理由

① 家事の主戦場を1階へ集約できる

料理・洗濯・掃除・子どもの支度など、日々の家事の大半は1階で完結します。1.5階は寝室や将来の子ども部屋を0.5階(小屋裏活用)に配置し、家事関連は1階に集中。縦移動が少なく、移動時間が一定化します。

② 回遊で“行き止まり”をなくす

キッチン—パントリー—洗面—ランドリー—ファミリークローク(FC)—浴室をで結ぶと、同時多発的に家事が発生しても渋滞しません。引き戸中心+有効900mmの通路幅で、カゴやワゴンもスムーズに。

③ 勾配天井×全館空調で分散家事が快適

視線が抜ける勾配天井のLDKは家族の気配がつながり、スタディカウンターの見守りもしやすくなります。全館空調と組み合わせると、洗面やランドリーの温湿度も一定化し、天候に左右されない室内干し中心の家事が快適です。

ダイニング横のスタディカウンターで配膳と見守り家事が短距離で完結
配膳→学習見守り→片付けが短距離で完結。勉強道具の定位置化がポイント。

2. 家事動線を強くするレイアウトの基本

① 水回りは“面”で集約する

キッチン—パントリー—洗面脱衣—ランドリー—FC—浴室を一直線または回遊で接続します。動く量を減らすだけでなく、掃除や補充のタイミングが合わせやすく、暮らしのリズムが整います。

② 玄関⇔パントリー⇔キッチンの“買い物動線”

カースペースから玄関土間、土間収納(SIC)→パントリー→キッチン買い物動線までを一直線に。帰宅後は「荷下ろし→しまう→調理」が最短ルートで完了します。

玄関土間からSIC・パントリーを経由してキッチンへ直行できる買い物動線
土間→SIC→パントリー→キッチンが一直線。重い荷物も3ステップで片付く。

③ 室内干しは“空調計画”とセットで

ランドリー上部に吹き出し、近傍に還気グリルを設置し、気流をランドリー→FCへ流します。梅雨や花粉シーズンも乾きが安定し、取り込んだ衣類をその場で畳んで3歩で収納できます。

ランドリーとファミリークロークを一直線につなげた洗濯動線(干す→しまうが最短)
洗う→干す→しまうが一直線。家事の往復と散らかりを根本から減らす。

④ キッチンは“家事の司令塔”に

背面の面収納とパントリーを連続配置し、取り出す→戻すをワンアクションに。ダイニング側のスタディカウンターを配膳のサブ台としても活用すれば、家事の多拠点同時進行がしやすくなります。

キッチン背面とパントリーを面でつないだ収納計画(家事の司令塔)
背面収納+パントリーを“面”で配置。食品・消耗品の管理が一目瞭然。

3. 実例で理解:写真×図面の家事ラク設計

1.5階建て平屋の間取り図A:玄関直結のパントリーと洗濯一直線の家事動線(延床114.0㎡)
Plan A|1階:LDK15.5帖+ワークコーナー/階段脇に室内干し。2階:勾配天井+小屋裏収納8.2帖、個室2室(各6.6帖)。延床114.0㎡/34.48坪。

1階はLDK15.5帖。ダイニング横にスタディ・ワークコーナーを設け、家事をしながら見守りしやすい計画です。洗濯は水まわり近くで完結し、階段ホール脇に室内干しスペースを確保。移動距離が短く「洗う→干す→しまう」がスムーズに行えます。空調は1階に空調室を設けて全館に配る想定で、エアコン1台でも家中快適を狙える計画。2階は屋根形状を活かした勾配天井のある空間を中心に、小屋裏収納8.2帖個室2室(各6.6帖)を配置。収納量をしっかり確保しつつ、開放感も両立します。

1.5階建て平屋の間取り図B:勾配天井のLDKと回遊動線、全館空調で快適(延床113.29㎡)
Plan B|1階:LDK23.0帖・アイランドキッチン・壁面スタディ。脱衣→乾燥→ファミリークロークが一直線。2階:屋根空間を活用し洋室を確保。延床113.29㎡/34.27坪。

1階はLDK23.0帖の大空間。アイランドキッチンとダイニングの壁面スタディカウンターで、配膳と見守り・在宅ワークが両立します。水まわりは脱衣室→(洗濯・乾燥)→ファミリークローク一直線で直結。取り込む→畳む→しまうがワンフローで完了します。こちらも1階に空調室を想定し、エアコン1台で家中を効率良く空調できる構成。2階は屋根空間の活用でコストを抑えながら洋室スペースを確保し、LDK上部は天井の高い吹抜で開放感を演出します。

4. 失敗しやすいポイントと回避策

① 廊下が長い/行き止まりが多い

部屋間直結+回遊で輪を1つ作るだけでも、往復が激減します。扉は引き戸、動線の交点は広めに。

② 室内干しの気流設計がない

吹き出し・還気・物干し位置を同時に設計。ランドリーの排湿をFC側に流すと“しまう”までが早いです。

③ 収納が分散しすぎて寄り道が増える

「使う場所の途中に収納」を原則に、パントリーはSICとキッチンの間、FCはランドリーと寝室の間に。

5. 埼玉(所沢・川越・狭山)での暮らしに合う理由

住宅密集地でも、1.5階なら視線の抜けと採光を両立しやすく、上下移動の少ない生活が叶います。高断熱・高気密(UA値・C値の根拠提示)×全館空調で、冬朝の洗面やランドリーも快適に。

6. WELL+で叶える“家事が面でつながる家”

WELL+は自然素材と高性能を両立し、回遊動線と適所収納を前提に設計。全館空調にも最適化しています。まずはプラン集で具体像をご覧ください。

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Q&A(家事動線×1.5階平屋)

Q 回遊動線は必須ですか?
A 絶対条件ではありませんが、行き止まりを減らせるため家事の往復が激減します。水回りと収納の“輪”を一つ作るだけでも効果的です。
Q 平屋+小屋裏(1.5階)はコストが上がりますか?
A 階段・断熱等の追加は発生しますが、総床面積を抑えやすくバランスしやすいケースが多いです。要望と面積の最適化で調整します。
Q 室内干し中心でも生乾き臭は大丈夫?
A 吹き出し・還気・物干し位置をセットで設計し、全館空調や24時間換気と併用すれば温湿度が安定し、臭いの発生を抑えられます。
Q 将来、0.5階を子ども部屋にできますか?
A 天井高・採光・換気を初期から満たせば居室化は容易です。成長に合わせた可変がしやすいのが1.5階の強みです。

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