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室内温度のバリアーフリーの重要性

 近年では床の段差や手摺の設置などのハード面のバリアフリーはよく認識され実際に段差のない家が多くなっている一方、温度差のない「室内温度のバリアフリー」が大切である事はあまり認識されていないようです。人は著しい温度差を調節する事は容易ではなく、温度差から血圧の変動を起こし、心筋梗塞などの循環器系疾患(高齢者に多い)や脳内失血やくも膜下出血などの脳血管系疾患(若い人に多い)を発症させると言われ、年間1万人を超える死亡事故が発生していると推定されています。
 グラフにあるように、外気温が下がる11月から3月まで事故が多くまた1日の時間では夜に多いことから、脱衣所と浴室との温度差が大きいときに事故が起きていることが統計的に分かっております。皆が健康で楽しく過ごすために、温度差のない健康住宅が必要になっております。
※資料:1998年11月19日、国民生活センター事故情報分析報告書を参照。 

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