総合

2025.02.27

「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2024」優秀賞受賞のお知らせ

このたびアップルホームは、住宅の外皮性能と設備を総合評価する表彰制度「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2024」において優秀賞を受賞しました。日頃から当社の家づくりを応援してくださる皆さまに心より感謝申し上げます。受賞はゴールではなく、快適性・健康・省エネ・耐久性を総合した“暮らしの質の向上”へ、これまで以上に磨きをかける起点と捉えています。

House of the Year in Energy 2024 優秀賞ロゴ(アップルホーム)

ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2024「優秀賞」を受賞

受賞の概要と制度の位置づけ

「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」は、建物の断熱・気密(外皮性能)設備機器の効率性をセットで評価し、総合的に省エネ性・CO2削減に優れた住宅を表彰する制度です。2007年の前身制度から継続され、2012年以降は省エネ全般へ対象を広げて実施されています。審査は学識経験者で構成された委員会が行い、「外皮・設備の性能値」「省エネ手法の導入」「普及への取り組み」などを総合評価するのが特色です。制度の詳細は主催元の一般財団法人日本地域開発センター 公式ページをご覧ください。

当社の受賞は、住宅の基本性能を高めるだけでなく、実測と運用に根ざした提案を継続してきたことが評価されたものと考えています。具体的には、断熱等性能等級6〜7相当を目指す外皮設計全棟気密測定の実施高効率設備・再エネの適材適所な採用、そして住み心地とランニングコストの両立に向けた運用設計が柱です。

HOUSE OF THE YEAR IN ENERGY ロゴ

外皮×設備を総合評価するエネルギー表彰制度

アップルホームの高気密・高断熱——評価された5つの軸

① 設計段階からの温熱シミュレーションと仕様最適化

窓種・ガラス仕様・断熱材厚み・換気方式などをプランごとにシミュレーションし、必要性能を過不足なく満たす構成を提案。広い吹き抜けや大開口を要する間取りでは、日射取得と遮蔽・通風・換気を合わせて計画し、体感温度まで見据えたバランスをとっています。

② 全棟気密測定の実施と可視化

当社では全棟で気密測定を実施し、結果をお引き渡し時にご説明します。目安としてC値0.5以下を基本とし、工程内でのチェックと是正を徹底。気密は断熱と同じくらい「体感」に影響するため、施工ディテールまで標準化しています。※数値はプラン・地域区分により変動します。

③ 断熱等級6〜7相当を目指す外皮設計

UA値0.46以下(等級6以上)を基本に、住まい手の暮らし方やご予算、敷地の環境に応じて、より高い性能(例:UA値0.26相当(等級7))も検討。壁・天井・床の断熱連続性や熱橋(ヒートブリッジ)対策、気密ラインの連続性確保を意匠と矛盾しない形で組み込みます。

④ 設備は“最小で最大”の発想

高効率エアコンや給湯機、熱交換換気システム、太陽光発電・蓄電池などを外皮とワンセットで設計。設備偏重にせず躯体性能を高めることで、設備容量を抑えつつ快適性と省エネを両立します。見えないランニングコストまで含めた総費用最適化が狙いです。

⑤ 健康・耐久・メンテまで含めた総合最適

自然素材の活用や計画換気、冷え・結露を抑えるディテールで、室内空気質と耐久性も配慮。点検性・交換性を前提とした配管・ダクト計画、将来の機器更新も見越したライフサイクル設計を重視しています。

アップルホームの全棟気密測定の様子(ブロワードア試験)

C値を測定し、施工精度を可視化。結果はお引き渡し時にご説明します。

屋根・壁・床の断熱ラインが連続した高断熱・高気密住宅の断面イメージ

屋根・壁・床の断熱と気密ラインを途切れさせないことで、熱橋を抑え、家全体の体感温度が安定します。

制度の評価観点と当社の取り組みの関係

公式の評価観点は「外皮・設備の性能値」「多様な省エネ手法の導入」「普及への取り組み」などです。当社は、WELL+(自然素材×全館空調)R+house(建築家住宅)テクノストラクチャー(高耐震)といった複数ブランドの知見を横断し、プランやご予算、敷地条件に合わせて最適解を提案してきました。2024年の受賞結果ページも併せてご参照ください。

暮らしの実感にどう効く?——体感価値のポイント

  • 室温の均一化:部屋間の温度差を小さくし、リビング・廊下・トイレまで快適に。
  • 結露・カビの抑制:窓・納戸・押入れなどの弱点も含め、表面温度の底上げでリスク低減。
  • 光熱費の平準化:外皮性能×適正容量の設備で、使い方に応じた最小エネルギーを目指す。
  • 静粛性:高気密化で外部騒音の侵入を抑え、会話・睡眠の質を高めやすい。

※体感や光熱費はご家族の生活習慣・地域区分・建物形状・機器仕様・運用条件により異なります。

性能目安と表記について

当社では全棟気密測定(C値)を実施し、C値0.5以下を基本の目安としています。断熱性能はUA値0.46以下(断熱等級6以上)を基本とし、プランや地域条件に応じてUA値0.26(等級7)相当も検討可能です。なお表示する数値はいずれも設計条件・地域区分・プランにより変動します。

モデルハウス・実例で確かめる

紙面の情報だけでは分かりにくい「温度のムラ」「音」「空気の流れ」は、実空間での体験が一番の近道です。モデルハウス見学では、冬の無暖房体感・夏の日射遮蔽・換気の静粛性など、時期に応じた体験プログラムをご用意。施工事例では、間取りと性能のバランス、素材の使い方をご覧いただけます。

【WELL+】自然素材×全館空調を見る
【R+house】建築家住宅を見る
【テクノストラクチャー】耐震×自由設計を見る

よくあるご質問(Q&A)

Q1. 今回の優秀賞は、どのシリーズの住宅が対象ですか?
A. 自然素材×全館空調の注文住宅ブランドWELL+をベースとした仕様が評価されています。断熱性能・気密性能・設備計画など、アップルホームが標準としている考え方が総合的に審査されました。
Q2. 受賞したような高断熱・高気密の仕様は、すべてのプランで採用できますか?
A. 敷地条件やご予算に合わせて個別に検討が必要ですが、基本的にはすべてのプランで高断熱・高気密仕様をご提案できます。ご希望の断熱等級や設備のイメージがあれば、打ち合わせ時に遠慮なくお聞かせください。
Q3. 実際の光熱費がどれくらいになるか、相談の段階でイメージできますか?
A. お客様の暮らし方や家族構成によって変わりますが、これまでの建築実績やシミュレーションをもとに、おおよその目安をお伝えしています。太陽光発電や蓄電池を組み合わせた場合のイメージも、お気軽にご相談ください。
Q4. 見学会や勉強会で、受賞した住宅について詳しく聞くことはできますか?
A. はい、お知らせページや各ブランドサイトでご案内している見学会・勉強会では、今回の受賞内容や高断熱・高気密のポイントについてもスタッフがご説明いたします。

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ロゴ・受賞名の表記は主催者のガイドラインに沿って使用しています。最新の結果・詳細は公式サイトをご確認ください。

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