スタッフブログ

高断熱・高気密住宅で使用する暖房器具の注意点とは

2017年10月17日
健康住宅

どうも~(=゚ω゚)ノ 営業の福井です(*^_^*)

雨続きで気温も低いままで、秋の長雨で前線が停滞しているようですね。

昨今の高断熱・高気密住宅での性能から少ないエネルギーで室内全体(家全体)を快適に保つ出来る様にできてます。

しかし、冬場において暖房器具を使用する際は注意が必要になります。

特に灯油を使用するファンヒーターは注意が必要で、最悪重大な事故の原因になる場合があるのでよく把握する事が大切になります。

なぜ高気密住宅で灯油ファンヒーターを使用すると危険なのか

寒さも厳しくなる真冬の朝や夜は、暖房が欠かせませんよね。灯油ファンヒーターを使用しているご家庭も少なくないと思います。

ですが、高気密・高断熱住宅の場合において灯油ファンヒーターを使用するのは危険ですのでオススメできません。

なぜなら、一般的な灯油ファンヒーターというのは室内の空気を取り込み、灯油を燃やし、燃焼後の排気ガスをそのまま室内に放出する仕組みで出来ています。

という事は焚火を室内でやっているようなもので、高気密住宅の場合には最悪、一酸化炭素中毒になりかねない危険性を孕んでいるのです。

一酸化炭素中毒だけではないデメリット

気密性が高いが故に排気ガスが充満してしまう危険性は上で述べた通りですが、その他にもデメリットがあります。

灯油ファンヒーターが燃焼時に発生するのは二酸化炭素だけでなく、大量の水蒸気も発生しています。車のエンジンをかけているとマフラー部分から、排気ガスだけでなく水も滴り落ちているのを一度は見たことがあるのではないでしょうか?

灯油ファンヒーターも同じ現象が起きていて、高気密住宅の場合室内が冷やされた時に窓に結露が発生する場合があるので注意が必要になります。

また、結露は家を傷める原因になるだけでなく、カビやダニを発生させる原因にもなり健康面でも不安が残ります。

定期的に窓を開けて換気すれば良いのでは・・・と思うかもしれませんが、窓を開けて換気をしていては、一向に部屋は温まらず、高断熱・高気密住宅の意味もありません。

換気設備を使用する時も、場合によっては灯油ファンヒーターの排気量が換気設備の性能を上回り、排気が追い付かないこともあるのでやはり、灯油ファンヒーターを使用することは止めておいた方が賢明と言えるでしょう。

高断熱・高気密住宅で使用する暖房器具はどんなものが良いのか

では、どのような暖房器具を使えば良いのかと言うと

・FF式灯油ファンヒーターを使用する

・エアコンと床暖房など灯油を使用しない暖房器具を併用する

といった方法が挙げられます。灯油ファンヒーターを使用したい場合は、FF式灯油ファンヒーターをオススメします。これは、東北以北の地域では一般的な暖房器具で、煙突付きのファンヒーターです。吸排気は屋外から行うので、室内の空気を汚さずに温める事が可能な点です。ですが、デメリットもあり、壁に穴を開けて設置するだけに移動ができない点が挙げられます。

もう一つは灯油を使用しない暖房器具を併用する方法です。エアコンは電気のみで稼働するのでクリーンですし、床暖房も排気ガスを排出するわけではないので一酸化炭素中毒になる危険性もありません。

最近では賃貸マンションでも高気密・高断熱化が進み、灯油ファンヒーターの使用が禁止されている所もあります。また、灯油の排気ガスは健康にも当然良くなく、体調不良の原因になりますので、高断熱・高気密を生かした灯油に頼らない方法を取り入れるようにしましょう。

月別アーカイブ

カテゴリー