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接着剤注意 健康被害の恐れ

2017年02月24日
健康住宅

 

どうも~(=゚ω゚)ノ 営業の福井です(*^_^*)

報道等で人工まつげを付け足す「まつ毛エクステ(エクステンション)」や「付け爪」で使う市販の

接着剤の一部から、皮膚炎などの原因となる科学物質の"ホルムアルデヒド"が検出されたとして

注意を呼び掛けられているそうです。原因としては、インターネットなどで手軽に入手出来るようになり

知識がないまま自己流で施術することが出来ることから健康被害の恐れがあるそうです。

現在は、東京都で検出されたという報道ですが、成分表示の法規制がないという事で

接着剤の含有成分表示がないので、ご自分で商品購入してというのは控え、エクステは美容師

付け爪はネイルサロンで施術を受ける事を促しているそうです。

そして、”ホルムアルデヒド"っていったいどのような物質で何に使われているか、ご存じない方も多いと思います。

ホルムアルデヒドが人体に与える影響とは?

発がん性があるということは広く知られています。

「シックハウス症候群」の対策として現在、建築基準法によりホルムアルデヒドを放散する建築材料の使用制限が設けられています。建築材料には、放散量によって制限を受けない低放散量のF☆☆☆☆から内装への使用制限を受けるF☆☆までのランクがあり、ランク外の物は建物の内装仕上げには使用できません。

1.ホルムアルデヒドっていったい何?

ホルムアルデヒドは刺激臭のある無色の気体で、メタノールを空気酸化する事で作られます。
プラスチックの一種であるフェノール樹脂、メラミン樹脂の原材料としても使われています。
ちなみに、このホルムアルデヒドの水溶液が標本などに使われるホルマリンになります。
ホルムアルデヒドは安価で作られるので、接着剤や塗料、防腐剤などに広く使われているのです。
接着剤や塗料の中には、独特な臭いがするものもありますね。
あれが、ホルムアルデヒドの臭いです。(新建材での嫌な臭いもそう言われます。)
1980~90年代にかけて、ホルムアルデヒド入りの塗料や接着剤を使った建材住宅や公共施設が作られました。

2.ホルムアルデヒドが人体に与える影響とは?

ホルムアルデヒドは、毒物および劇物取締法により医薬用外劇物に指定されている有害な物質です。
塗料や接着剤に使われているホルムアルデヒドの量は人体に影響がない濃度にまで薄められています。
しかし、ホルムアルデヒド入りの接着剤や塗料がたくさん使われた家に住み続ければ、影響を受ける人も多いです。
1990年代後半に問題となった「シックハウス症候群」は、このホルムアルデヒドが原因です。
そのため、2003年にホルムアルデヒドを使った塗料や接着剤、防腐剤の使用は法律によって規制されました。
ホルムアルデヒドの特徴は、気化しやすいこと。空気中に0.8ppm(濃度)のホルムアルデヒドが混じると、刺激臭を感じます。20ppmになると、胸の奥に痛みを感じる人も出てくるでしょう。
ホルムアルデヒドを一度に大量に吸いこめば、呼吸困難や肺腑種(はいふしゅ)が発症することもあります。
さらに、長年ホルムアルデヒドを吸い続けていると、結膜炎(けつまくえん)や咽頭炎(いんとうえん)、がんこな皮膚炎などをくりかえす可能性もあるのです。

3.ホルムアルデヒド対策はどうすればいいの?

身近に使われている物質にしては、ホルムアルデヒドは危険性が高いです。
影響を受けないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?

3-1.塗料や接着剤を使うときは、よく換気をする

前述したように、ホルムアルデヒドは非常に気化しやすいです。
塗料や接着剤を使う際は、換気をしながら使ってください。
窓のない部屋で使用する場合は、換気扇を回しましょう。
また、肌を露出しながら作業しないように気をつけてください。
さらに、マスクや目を保護するゴーグルなどをつけて作業を行えば、なお良いでしょう。
塗料や接着剤は、性別や年齢に関係なく使う機会(DIY等)があります。
子どもが使う場合は、必ず大人が監督しましょう。

3-2.古い建築用材を不用意に燃やさない

古い建築用材は、ホルムアルデヒド入りの塗料や接着剤が使われている可能性が高いです。
ですから、不用意に燃やすと有毒なガスが発生することもあるでしょう。
また、接着剤や塗料は雑貨にも使われていますから、気をつけてください。
2003年以前に建てられた一般住宅や施設で火災が発生した場合、炎だけでなく有毒ガスにも注意が必要です。
不用意に煙を吸いこまないように、ぬれタオルなどを口に当てて姿勢を低くして避難しましょう。

3-3.ホルムアルデヒド入りのもの

ホルムアルデヒドそのものを扱うには、資格が必要です。
しかし、ホルムアルデヒド入りの塗料や接着剤についてはそれほど規制が厳しくありません。
また、ホルムアルデヒド入りの接着剤などを使った合板なども自由に売買されています。

4.シックハウス症候群が疑われたら?

ホルムアルデヒドを使った建築用材で作られた建物に入ると、シックハウス症候群を発症する可能性があります。
シックハウス症候群が疑われる症状が出た場合はどうすればよいでしょうか?

4-1.病院で診断を受ける

シックハウス症候群の症状は、ほかの身体的な不調でも起こる可能性があります。
ですから、シックハウス症候群が疑われる場合は、病院を受診して検査を受けましょう。
現在はシックハウス診断科がある病院もありますが、東京や大阪などの大都市に限られています。
近くで検査をしてくれる病院が調べる場合は、「NPO法人シックハウス診断士協会」に相談してみて下さい。
シックハウス症候群を放置しておくと、化学物質過敏症を発症する場合があります。

4-2.シックハウス診断士に検査を依頼する

シックハウス症候群と診断された場合は、治療はもちろんのこと、原因が何であるのか調べる必要があります。
前述した「シックハウス診断士協会」に依頼すれば、民間資格を持った診断士が調査してくれるでしょう。
自宅だけでなく、仕事で長時間滞在している場所が原因の可能性もあります。

 

大まかに、ホルムアルデヒドが人体に与える影響や健康被害を防ぐ対策などをご紹介しましたが

2003年に法律でホルムアルデヒドが規制されてから、シックハウス症候群を発症する方は減少傾向にあります。

しかし、花粉症などのアレルギーを持っている方は法律で許容されたホルムアルデヒドの量でも

シックハウス症候群を発症する可能性が高いのです。

ですから、家を新築する場合は、そういった建材を使わない事をおススメします。

弊社が床の下地等、無垢材に拘った家づくりを進めているのはそう言った理由です。

 

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