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交通事故の3倍以上、約1万7000人?ヒートショックで亡くなる人

2015年12月24日
健康住宅
こんにちは。
健康住宅 営業の矢田です。
 
展示場でもご説明しており以前から話題にはなっておりますが
ここ最近、特に多くニュースなどで取り上げられているのが
ヒートショック です。
 
寒い、暖かいの温度差によって血圧の急激な変化が起こり
結果として、体に大きく負担がかかり、最悪の場合意識を失ってしまったり・・・
特にこれからの寒い季節には、注意をしなければ!
 
 

交通事故死者の3倍以上、ヒートショックの死者

実は
交通事故の死者よりも、ヒートショックが原因とみられる家庭内での事故の死者の数が多い
知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
 
2011年の一年間の死亡者数
交通事故の死亡者数   4663人
入浴中の死亡者数    17000人  ※東京都健康長寿医療センターより
                       参考データはコチラ
 
入浴中にヒートショックによって意識がなくなる⇒お風呂でおぼれてしまうというケースが多く
入浴中の事故はほとんどがヒートショックが原因であると考えられます。
(原因が特定できていない事故を含めると、実際の話これよりも数が多くなるのではとも言われています)
 
自動車の性能は年々上がり、交通死亡事故はどんどん減っていくのでは?と言われていますので(ブレーキアシストとか自動停止とかですね)
それと比べた時にヒートショックによる家庭内事故は高齢者も増え、今後より大きな社会問題になっていくのではないでしょうか。
 
 

ヒートショックはなぜ起こる?

あたたかいリビング、布団で体が暖まっている
寒い廊下を通り、寒い脱衣所で服を脱ぎ、血圧が上昇する。
また、浴室が寒いとさらに血圧は上昇。
浴槽内で体が温まると血管が広がって、血圧が急激に下がる。意識がもうろうとする。
11b87d17.gif
 
見て頂くと分かる通り、家の中であったかい場所、寒い場所があったときに
血管の収縮、血圧があがったり、さがったりすることによって
体にダメージを与えていることが分かります(場合によっては意識を失ってしまうことも・・・)
 
年配の方ももちろん気を付けて頂きたいのですが
お酒を飲んでいたり、食後一時間以内は血圧が下がりやすいので
自分には関係ないかな?という若い人でも注意が必要です。
(特にこれからの年末年始はお酒を飲む機会もあるでしょうし・・・)
 
 

原因は?防ぐには?

要するに、何が原因かというと
家の中に温度差がある
ことが原因なんです。
 
ですので、家の中での温度差を無くすことが、ヒートショックを防ぐために非常に大切です。
よくテレビなどでは、お風呂に入る前にかけ湯を、夜寝るときには厚着をなどとありますが
家自体の断熱性能を上げる、という話にはまったくならないのが不思議です。
(まあ、手軽に出来る対策を、という事なんでしょうかね?)
graph_kaigai_heatshock.gifのサムネイル画像
↑断熱性能の良い、海外の住宅とはこのような違いが!
 
やはり、根本の原因である住環境を改善しない限り
ヒートショックを大幅に減らすことは難しいのではないでしょうか。
ぜひ、家の断熱にもご興味をもっていただけたらと思います!
 

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