天井いっぱいに引き戸で開放されたクローゼット、一般のクローゼットは折れ戸タイプ

壁に引き戸がついているこのデザイン。よく見るタイプはこれに扉が折れ戸で下がり壁が付いていたりします。
実は、この下がり壁は、梁がある場合を除き、扉の費用を抑えるために作られるってご存知でしたか?
折れ戸は天井までの高さは高額になります。また、戸袋など押入れのようにするには、造作コストが高くつくのです。しかも、この折れ戸があると、端の方は、引き出しが引っかかって使い勝手が悪く、内部も薄暗いですね。
閉鎖させずに開放されたクローゼット
部屋の中から、直接的に見えないように間仕切り壁を活用した事例です。
扉や下がり壁はありませんが収納空間と居室空間を仕切っての活用が可能です。
扉がないことで整理整頓がしやすく、片づけにも便利ですし、空気が籠ることなく衣類の保管も良好です。
しかし、クローゼットの出入りを斜めにしたことで入口に立たない限り中は見えません。
ベッドルームのおしゃれさも崩しません

お子さんのお部屋もクローゼットの扉を外して整理整頓しやすい空間に

こどもの部屋では、開け閉めが小さな手では難しいので、扉がないクローゼットは、特に便利です。折れ戸は重いし堅いので子どもの手では開けるのが大変です。また、カーテンで仕切っても戸に手を挟む心配もなくとても安全です。
生活の中の随所に使えるクローゼットを配置

生活の中で自然とコーディネートできる発想です。これは、ぜひ見習いたいポイントです。生活のシーンで収納の場所は適材適所ならぬ"適物適所"で収納できる場所としてポイントごとに収納箇所を配置します。